バルセロナのチャビ・エルナンデス監督が、同チームを指揮する難しさについて語っている。
古巣バルセロナに指揮官として復帰を果たし、ピッチ上でともにプレーした選手たちを指揮する立場となったチャビ監督は、やはり心に負担がかかるような決断を強いられてきたようだ。
『TV3』とのインタビューに応じた同指揮官は、今季途中に引退したジェラール・ピケ氏、今季限りでバルセロナを退団するDFジョルディ・アルバと、自身の判断で出場機会を減らした2人について、次のように語っている。
「選手の望みと反対のことを言うのは難しい。ピケには道を譲ってくれと、出場機会を減らすことを伝えなくてはならなかったが、そのときは眠ることすら苦労した。私たちはともに素晴らしい日々を過ごしてきた仲だったからね」
「ジョルディ・アルバについては、友人として彼の期待に背いてしまったという感触がある。だが監督は、チームにプライオリティーを置かなくてはならない」
「私はルイス・エンリケがバルセロナの監督だった時代に同じことを経験した。これまでずっとレギュラーだった自分はこれからも出場するべきなんだと感じていたよ。ジョルディは怒っていたが、その感情も理解しなくてはならない」
「しかしチーム全体で話し合ったとき、彼は私たちにチームのために100％尽くすと言ってくれた。ピケもそうだったよ。彼らは適切な時期にここから去る決断を下したんだ」
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