C大阪は、ボトムハーフ間近の現在9位。直近7試合は、わずか1勝と苦しい時期が続いている。
「チーム自体にもここ3、4試合は迷いがあったと思う。その中で僕自身もそうでした。一人ひとりの考えやイメージを瞬間、瞬間で合わせていくサッカーなので合わない部分やポジショニングの部分での迷いがあったと思います」。
そう現状を語るMF清武弘嗣も今季、苦悩を抱える中でのプレーが続いている。開幕から全試合先発しているものの、ここまで1ゴール0アシスト。8ゴール8アシストと見事な成績を残した昨シーズンと比べてもこの数字には、本人も納得してない。
「昨シーズンから数字に強くこだわりたいというのはずっと思っていました。その中で昨シーズンは数字も出たので、今季も自分自身すごくこだわっていますが、監督が変わって役割も変わって低い位置でのプレーが多いのかなと自分では捉えています」
昨シーズン、チームを4位に導いたロティーナ氏が退任し、今季からレビィー・クルピ新監督に迎えたC大阪。当然、監督が変われば、サッカーのスタイルも変化し、その中で選手に与えられる役割も変わる。その中でもがくキャプテンは、チームの改善と自分自身の改善の狭間に立たされて”らしさ”を発揮できずに終わることも多いようだ。
「最近は消化できない。試合終わった後に結構悩んだりすることが昨年よりも増えている。不完全燃焼で終わっている試合は多いし、いっそのこと自分ではなく、若い選手を使った方がいいのではないかと思ったりもする。ただそれでも自分自身がやらなければいけないし、乗り越えなければいけない」。
その中で前節・ヴィッセル神戸戦の前には、指揮官と直接コミュニケーションの場を設けて、互いが抱える意見のすり合わせを行なった。そこで話し合われた内容をチーム全体にフィードバックし、前節・神戸戦は「少しは改善できたと思う」と手応えも感じ始めている。結果として引き分けに終わったが、一筋の光がC大阪とエースに差し込み始めている。
その手応えを今節、結果へと結びつけられるか。「サポーターが喜んでもらえる結果を手にしたい」と意気込む桜のエースの復活が必要だ。
Jリーグプレビューショー
毎週金曜日朝6時に配信される『Jリーグプレビューショー』では、週末のカードから注目試合をピックアップし、各節の見どころを紹介する。
『#14』では、サッカー解説者としてデビューを飾る那須大亮氏が注目選手に挙げるセレッソ大阪MF清武弘嗣に迫った。
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