2022年に開催されるカタールW杯への道のりは、極めて厳しいものとなった。日本代表は、ホームで迎えたアジア最終予選の初戦でカタールに敗れて黒星スタート。1ヶ月の欧州合宿を経て、用意周到に準備してきたアウェイチームを前に力負けとも言える完敗を喫した。
「今日は本当に良くなかったと。攻守に渡って、守備でもボール際で奪えることができなかった。チームでもプレッシャーはかけられなかった。そして、攻撃ではチャンスらしいチャンスを作れなかった。今までの対戦相手とは違うレベル。色々な問題はあったにせよショックな敗戦」。岡田氏は、厳しい表情でこの試合を総括した。
日本代表がボール保持している時間は長かったものの、決定機らしい決定機をほとんど作り出せなかった。そのパフォーマンスを「基本的には横へのサポートが多く、前へ出ていく意識が少な過ぎて横パスを狙われることが多かった。前にいくから横パスが活きるようにならないと」と強調。試合中の解説でも何度も指摘していた課題を改めて岡田氏は言及した。
中村氏も「オマーンが真ん中を固めてくるときにどうやって点を取るのかがいまいち共有されていなかった」とコメント。岩政氏も「相手が[4-3-1-2]で来るのは二次予選を見ていれば分かっていた話。このやり方に対してどのように崩していくのかが後半の頭は少し見えたかなと思いましたが…」と言葉を濁らせた。
また岩政氏から意見を求められた戸田氏も、「オマーンが中を消しながらスライドしてきたが、どこに人を置きながら攻めるのか。堂安や古橋のボールが斜めに入ったり、自分たちがうまく入っていける場所を作りながら相手をうまく揺さぶった瞬間にスピードを上げて入っていくような部分を増やしていくべきだったと見ていて感じました」と言及。全員が感じていたのは、引いた相手を効果的に崩す策の不足だった。
アジアの戦いでお決まりとも言える引いた相手への攻略法の課題に直面した日本代表。7日に迎える第2戦目の中国戦ではどのような姿を見せてくれるか。監督として二度のW杯出場経験のある岡田氏は、「チームが良くない時は大抵こう。一人ひとりが自分の責任ではない。中で言い合いしてでも、よしもう一度行くぞ、といったような勝利への執着心をだしていかないといけない」と次節に向けてエールを送っている。
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日本代表のホームでは、地上波(テレビ朝日)とDAZNが同時に中継・配信を行うが、アウェイではDAZNが独占配信。なお、DAZNでは2チャンネル同時ライブ配信が行われる。
2021年9月7日(火)中国 vs 日本
メインチャンネルの解説を中村憲剛氏、ゲストには再び岡田武史氏が登場。
裏チャンネルでは『やべっちスタジアム』でメインパーソナリティを務める矢部浩之氏(ナインティナイン)、『内田篤人の FOOTBALL TIME』でMCを務める内田篤人氏のコンビによる『やべっち・内田の裏チャンネル』が配信される。
開催日 | 試合 | 配信・放送予定 | |
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MD1 | 2021年9月2日(木) | 日本 vs オマーン | DAZN テレビ朝日 |
MD2 | 2021年9月7日(火) | 中国 vs 日本 | DAZN |
MD3 | 2021年10月7日(木) | サウジアラビア vs 日本 | DAZN |
MD4 | 2021年10月12日(火) | 日本 vs オーストラリア | DAZN テレビ朝日 |
MD5 | 2021年11月11日(木) | ベトナム vs 日本 | DAZN |
MD6 | 2021年11月16日(火) | オマーン vs 日本 | DAZN |
MD7 | 2022年1月27日(木) | 日本 vs 中国 | DAZN テレビ朝日 |
MD8 | 2022年2月1日(火) | 日本 vs サウジアラビア | DAZN テレビ朝日 |
MD9 | 2022年3月24日(木) | オーストラリア vs 日本 | DAZN |
MD10 | 2022年3月29日(火) | 日本 vs ベトナム | DAZN テレビ朝日 |
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