DAZN（ダゾーン）で配信されている、過去の名勝負を"新たな実況・解説"を付けてフルマッチでお届けする「Re-LIVE」。19日からは、アーセナルがプレストン以来となる無敗優勝を目指した03’-04’シーズンのプレミアリーグ第34節トッテナム対アーセナルの試合をお届け。
03’-04’シーズンは、ロマン・アブラモヴィッチを新オーナーに迎えたチェルシーや前年度リーグ王者マンチェスター・ユナイテッドなど、多くの強豪チームが優勝を争うシーズンだった。
その中でリーグのトップに立ったのがアーセン・ベンゲル監督率いるアーセナルだ。第33節終了時点で24勝9分と無敗で首位を走るアーセナルは、優勝確定まで残り勝ち点1の状況で第34節のノース・ロンドン・ダービーを迎えた。最大のライバルの前で優勝を決めたいアーセナル。敵地ホワイト・ハート・レーンに乗り込んだ試合は、互いの意地と意地がぶつかり合う好勝負となった。
勝ち点1で優勝が決まるベンゲル監督率いるアーセナルは、GKにイェンス・レーマン、４枚の最終ラインにはDFローレン、コロ・トゥーレ、ソル・キャンベル、アシュリー・コールを起用。またMFパトリック・ヴィエラとジウベルト・シウバがダブルボランチを形成し、サイドには右にMFレイ・パーラー、左にロベール・ピレスを並べ、トップ下にFWデニス・ベルカンプ、CFにティエリ・アンリをピッチに送り込んだ。
一方、強豪と呼ばれる少し前のデビッド・プリート監督率いるトッテナムは、GKにケーシー・ケラー、DFにスティーブン・ケリー、アンソニー・ガードナー、レドリー・キング、マウリシオ・タリッコを配置。中盤にはMFサイモン・デイビス、ジェイミー・レドナップ、ジョニー・ジャクソン、マイケル・ブラウンを起用し、前線にはFWフレデリック・カヌーテとロビー・キーンの2トップを選んだ。
ライバルの目の前で優勝を決めたいアーセナルと、何としても今節での優勝を阻止したいトッテナムの一戦。序盤はアーセナルペースで進む。前半3分、セットプレーのカウンターからベルカンプのクロスにヴィエラが合わせて先制。同35分にはヴィエラのラストパスをピレスが押し込んで2点のリードを奪った。
このままゲームをコントロールしたアーセナル。引き分け以上で優勝が決まるアーセナルは2点のリードを得て後半を迎えるのだった。しかし、後半17分にレドナップがゴールを奪って反撃。そして試合終了間際、後に物議を醸すドラマが待っていた。無敗優勝を決めた試合の結末とは——。
■DAZN Re-LIVE「03’-04’シーズン第34節トッテナム対アーセナル」
対戦カード：トッテナム対アーセナル
スタジアム：ホワイト・ハート・レーン
解説・実況：川勝良一、永田実
配信期間：2020年4月19日～26日18:59まで
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