3月2日（水）
ウニオン・ベルリン vs ザンクト・パウリ（4:45～）
原口元気、遠藤渓太を擁するウニオン・ベルリンの前に立ちはだかるのは2部ザンクト・パウリだ。ラウンド16では昨季王者のドルトムントを2-1と下し、まさにジャイアントキリングを演じてみせた。しかし、今回はウニオン・ベルリンのホームで、ザンクト・パウリは熱狂的なサポーターの力を貸してもらうことは少々難しくなるかもしれない。
また、ウニオン・ベルリンでは直近のマインツ戦で原口が加入後初ゴールを記録。ウルス・フィッシャー監督も攻守のパフォーマンスを評価しており、ザンクト・パウリ戦でも中央に置かれる見込み。中盤中央で汚れ役から、決定的なシーンに絡む原口の活躍に期待だ。
一方で、遠藤はここまで4試合の出場のみ。ポカール、カンファレンスリーグでは出番がなく、ザンクト・パウリ戦でもメンバー入りするかどうかは不透明だ。
3月3日（木）
ハンブルガーSV vs カールスルーエ（2:30～）
1部復帰を目論む名門ハンブルガーSVと古豪カールスルーエが激突。ともにブンデスリーガ2部でしのぎを削るチーム同士だが、かつては名門として知られていただけに、バイエルン・ドルトムントのいないポカールでタイトルを渇望しているはずだ。HSVの注目選手は10番のソニー・キッテル。今季は23試合で7ゴール13アシストを記録するチームの司令塔だ。フランクフルトではくすぶり続けたが、インゴルシュタットを経てついに才能が花開いている。一方のカールスルーエはリーグ戦3試合無敗という好調をどうぶつけられるかが焦点となる。
ハノーファー vs ライプツィヒ（2:30～）
ベスト8の中では頭一つ抜けたRBライプツィヒがハノーファーとのアウェー戦に挑む。ジェシー・マーシュ監督解任後、2021年12月にドメニコ・テデスコ監督を招聘。すると、チームはリーグ戦10試合で7勝を挙げるなど見事に持ち直した。とりわけ印象的なのはアンドレ・シウバのパフォーマンス。今季、フランクフルトから加入も思うようにゴールを奪えずにいたが、テデスコ監督就任から10試合で7ゴール。昨季まで見せていた得点感覚を取り戻した。2部にはいないであろうストライカーをハノーファーはどう抑えるかが問題となる。
一方のハノーファーは室屋成が2月に戦線復帰。長引くとみられていた負傷だったが、結果的にリーグ戦3試合の欠場に抑えた。とはいえ、ここ2試合は途中出場となっており、ライプツィヒ戦もベンチスタートが濃厚だ。
ボーフム vs フライブルク（4:45～）
ベスト8で唯一1部同士のカードとなったボーフムとフライブルク。昇格組のボーフムはここまで8勝5分け11敗で11位とまずまずの成績を残しているのに対し、フライブルクはここまで11勝7分け6敗で5位。4位ライプツィヒとは勝ち点で並んでおり、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場も夢ではない望外のシーズンを送っている。ここまでカップ戦でメンバーを大きく変更することはしてこなかったが、クリスティアン・シュトライヒ監督がリーグ戦を見据えたメンバー構成をしても不思議ではない。
一方のボーフムは浅野拓磨がいまだ波に乗り切れていない。18試合に出場しながら、1ゴール1アシストにとどまっており、カップ戦でもインパクトが求められる。
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