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カタール・ワールドカップ決勝トーナメント1回戦でポーランドを破り、準々決勝に駒を進めたフランス。同試合のハーフタイムには、DFラファエル・ヴァランがチームメートに対して叱咤激励の咆哮を上げたという。フランス『レキップ』が報じている。
ポーランド戦の前半、45分にオリヴィエ・ジルーのゴールが決まり先制したフランスだったが、パフォーマンス自体は低調だった。『レキップ』曰く、ハーフタイムのドレッシングルームでは、まず不満を感じていたディディエ・デシャン監督が言葉を口にして、その後には沈黙が部屋内を支配したとのこと。すると、次にヴァランが声を張り上げたのだという。
優等生的な存在で、キャプテンシーの不足なども指摘されてきた現在29歳のヴァランは、チームメートにこう語りかけたとされる。
「チームが今いるのはベスト16だ……こんなプレーを続けていたら俺たちの夢が潰れるぞ。仲間のために努力していないし、後退守備だって良くないじゃないか。別に、誰か特定の選手のことを言っているわけじゃない。俺はお前ら全員に言っているんだ。さあ、違う顔を見せようぜ」
ヴァランがこのようにチームを鼓舞するのは珍しいようで、驚きを感じた選手も少なからずいたという。いずれにしても、フランスは後半にパフォーマンスを改善し、FWキリアン・エンバペが2ゴールを記録。終了間際にはPKからFWロベルト・レヴァンドフスキに1点を返されたものの、2-1の勝利で次戦進出を決めた。
ヴァランがリーダーとして目覚めつつあるフランスは、10日に準々決勝イングランド戦に臨む。