バルセロナが今夏での売却を検討していたとされるフレンキー・デ・ヨングだが、移籍先候補がほとんど残っていないために、残留の可能性がかつてないほど高まっているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
今夏、バルセロナが売却するかどうかが何度も報じられ続けて来たF・デ・ヨングだが、移籍市場が閉鎖するまで10日を切った状況で移籍先となり得るクラブは、ほぼ存在しない状況となっている模様。『マルカ』曰く、F・デ・ヨングに最後に興味を持ったのはバイエルン・ミュンヘンで、以前MFフィリペ・コウチーニョを引き入れたときのように買い取りオプションつきのレンタル移籍で獲得する意思があったという。が、F・デ・ヨングを放出する場合には即時売却を希望するバルセロナが、この可能性を拒絶したとのことだ。
バルセロナは以前、F・デ・ヨングをマンチェスター・ユナイテッドに売却することを目指していたとされるが、こちらのオペレーションはF・デ・ヨングとユナイテッドが合意せず停滞状況に陥っていたとみられる。その後、ユナイテッドはレアル・マドリードからMFカゼミーロを引き入れており、これでF・デ・ヨングを獲得する必要はなくなったと見る向きが強い。またチェルシーもF・デ・ヨング獲得を狙うクラブの一つとされていたものの、先にトーマス・トゥヘル監督がその可能性を真っ向から否定していた。
F・デ・ヨングの移籍先候補はこうして一つひとつ姿を消し、現在はバルセロナに残ることが濃厚となっている様子。ただバルセロナは同選手が残る場合、減俸を求める方針とされる。
F・デ・ヨングは今後2年をかけて、ジョゼップ・マリア・バルトメル前会長率いるバルセロナが支払いを遅延させていた2年前の年俸分を受け取る予定で、今季2100万ユーロ、来季2800万ユーロ(いずれもグロス)が支払われる見込みとなっている。しかしながらジョアン・ラポルタ現会長率いるバルセロナは、チームの新たな給与体系を逸脱する膨大な額であるとして減俸を求めており、選手側はこれに反対している様子だ。
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