ヘタフェのホセ・ボルダラス監督が、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長、ハンジ・フリック監督の批判に反論している。
18日のラ・リーガ第20節で対戦し、1-1で引き分けたヘタフェとバルセロナ。バルセロナ側はヘタフェのアグレッシブなプレーやPKが取れなかったことに不満を漏らしていた。ラポルタ会長は「審判は恥ず知らずだった」と語り、その一方でフリック監督はヘタフェのプレースタイルに否定的な見解を述べている。
「私にとってはスペインで過ごす初シーズンだが、ああしたライバルとプレーする経験はこれまでなかった。ボールは端から端まで飛んでいき、まるでテニスだったね」
「いや、テニスでもないか。ああした試合は気持ち良いものではなく、とても難しかった。しかし、ああしたスタイルに100％集中しているチームは凄まじいものがある……。私はあそこでプレーしたいとは絶対に思わないがね」
24日に記者会見に出席したボルダラス監督は、以上の発言に反論。1-1のドローがバルセロナにとって良い結果ではなかったために「言い訳」を行なったと断じている。
「君たち（報道陣）全員が知っている通り、私はフットボール関係の同業者たちに大きな敬意を払っている人間だ。そして、とても簡単にまとめさせてもらうが、私は敬意を払ってくれる人物に敬意を払わせてもらう。敬意を払わないならば、敬意を払われるに値しないということだ」
「彼らは言い訳を口にしている。勝てないときには、いつだってそんなことを言うんだ。試合に勝てばその90％で紳士的なのだが、勝てないときにはそうであるのを止めてしまうんだよ」
「私はこれからも言い訳されることを願っている。良い兆候なわけだからね。それはヘタフェが勝ったり、良い結果を手にしていることを意味するんだよ。私は相手に勝たれて、幸運を祈られることに疲れ切っている」
「バルセロナはここで勝つ力がなかった。それは私たちが良い試合を演じたからにほかならない」
なおヘタフェは26日に行われるラ・リーガ第21節で、敵地レアレ・アレナでのレアル・ソシエダ戦に臨む。ソシエダMF久保建英にとっては、古巣および元監督との対決となる。
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