ヘタフェは来季以降も、FWメイソン・グリーンウッドをチームに留めることを希望しているようだ。スペイン『マルカ』が報じた。
最終的には刑事訴訟手続きが打ち切られた恋人へのレイプ・暴行容疑をきっかけにしてマンチェスター・ユナイテッドを離れ、レンタルでヘタフェに加わったグリーンウッド。ラ・リーガでもその才能を存分に発揮し、南マドリードのチームの攻撃を牽引している。
『マルカ』曰く、他クラブが躊躇している最中にいち早くグリーンウッドの獲得を決めたヘタフェは、来季以降も同選手を戦力に数えることを希望しているという。ヘタフェのアンヘル・トーレス会長らは、12日にユナイテッドの首脳陣をクラブオフィスに迎え入れて話し合いを行い、その意向を伝えたとみられる。
対してユナイテッドは、チーム刷新の資金を確保するためにもグリーンウッドを移籍金5000万ユーロで売却する考えもある模様。ただし、もしそれが事実でもヘタフェに同額を賄うことはできないため、現在はレンタル延長などでもう1年チームに留める方法を模索しているとのことだ。なおグリーンウッド本人は来季、チャンピオンズリーグを第一希望として欧州カップに出場することを望んでいるようだが、その一方でヘタフェでの日々を「幸せかつ快適」に過ごしているとされる。
また『マルカ』によれば、グリーンウッドにはバルセロナにアトレティコ・デ・マドリード、そのほかの欧州のクラブや、サウジアラビアのクラブも興味を示している様子。ユナイテッドの首脳陣は、11日にはバルセロナでデコSD(スポーツディレクター)とも話し合いの場を持ち、そこでグリーンウッドを売却する意思を話したり、そのほかの選手たちについても話題にあげたという。しかしながらバルセロナ、加えてアトレティコは、ヘタフェ同様に移籍金額が5000万ユーロと聞いて怯んでしまったようだ。
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