アトレティコ・デ・マドリードFWアントワーヌ・グリーズマンが、渦中のFWジョアン・フェリックスについて見解を述べている。
昨季後半戦のレンタル先チェルシーに残ることを望み、次にパリ・サンジェルマンに逆オファーした可能性が報じられ、そして「子供の頃からの夢だった」とバルセロナ移籍願望を公にしたジョアン・フェリックス。アトレティコを退団することを強く望んでいるとみられるポルトガル代表FWは同チーム内で孤立しており、また開幕節グラナダ戦(3-1)ではサポーターから辛辣なブーイングや侮辱的なチャントを浴びせられている。
そして、過去にアトレティコからバルセロナに移籍したグリーズマンが、J・フェリックスが陥っている状況について見解を示した。フランス代表FWは『ESPN』とラ・リーガが共催したアメリカメディアに向けたインタビューで、J・フェリックスが今すべきことについて自論を語っている。
「自分も彼のような状況を経験したことが。僕自身がそうした状況を生み出し、クラブに打撃を与えたんだ」
「そのとき僕にできたことと言えば、口を閉じて仕事に励むことだけだった。監督の言う通り、チームの一員として練習に取り組むことだけだったんだ。僕が彼に言えるのはそれだけだ」
「この話がクラブにとってもジョアンにとって誰にとっても、満足がいく形で終わればいいんだけどね。いずれにしても彼にとって簡単な状況ではない。うまく解決することを願っているよ」
バルセロナの2シーズンで完全な成功を収められずアトレティコに復帰することになったグリーズマンは、復帰シーズンこそアトレティコサポーターから辛辣なブーイングを浴びながらプレーすることになったが、昨季再びエースとしての活躍を披露して今一度彼らの愛情を勝ち取っている。
グリーマンはその一方で、サウジアラビアが莫大な資金力を駆使して、フットボールのスター選手たちを呼び寄せていることにも言及した。
「スポーツ面のプロジェクトとか色々あるけど、選手生命は12〜13年しか続かない。35歳で終われば良い方だし、自分だっていつの日か、そうしたオファーを受け入れるかどうかを決めることになるかもしれない。今はここスペインで楽しめているが、でもアラビアから届く金額は本当に本当に巨大なものだ。家族の人生も一気に解決できるほどにね」
ただグリーズマンは、アメリカへの憧れが強い人物として知られている。
「いつだって言ってきたことだが、自分の目標はここ(アメリカ)でキャリアを終えることになる。アメリカのスポーツが好きだし、ここで競争レベルを保ったままプレーしたい。ただ今はアトレティコでタイトルを獲得して、歴史をつくり続けたいね」
「アメリカンスポーツは大好きだ。ファンタジー系のゲームはかなりプレーしているし、毎日試合結果や選手たちに注目しているよ……。アメフトに野球、そして欧州で一番有名なNBA ……。4歳の息子にはアメフトのボール、野球のバット、バスケのゴール、それとフットボールのゴールを与えているし、どれでも選ぶことができるんだ(笑)」
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