アトレティコ・デ・マドリードFWアントワーヌ・グリーズマンが、ついにクラブ歴代最多得点選手となった。
グリーズマンが歴史的な瞬間を迎えたのは、10日に行われたスペイン・スーパーカップ準決勝レアル・マドリード戦だ。フランス代表FWはこの試合の37分、ペナルティーエリア手前で巧みな切り返しによってMFルカ・モドリッチをかわし、ペナルティーアーク付近から右足のシュートでGKケパ・アリサバラガを破った。
グリーズマンにとって、このゴールはアトレティコでの通算174得点目。故ルイス・アラゴネス氏を1得点上回り、歴代最多得点記録を塗り替えている。
一度アトレティコを離れてバルセロナに移籍し、同クラブに適応し切れず出戻った際には、サポーターから裏切り者扱いされたグリーズマン。だがピッチのあらゆるところに顔を出すオールラウンダーの選手に進化し、その活躍ぶりからサポーターの愛情を取り戻した同選手は、ついにクラブ史上最多得点者まで登り詰めた。
アトレティコのエースは試合後、得点を決めた際のボールをサウジアラビアからマドリードまで持ち帰ることを宣言している。
「このボールは僕のだからね(笑)。信じられないことだし、誇り高いよ。このまま努力し続けたい。こういった個人の記録も達成するためにね」
ただアトレティコは120分間の激闘の末、3-5でダービーに敗戦。グリーズマンはチームの課題として、守備力の向上を挙げている。
「そこを改善しなければいけないことは分かっている。そうじゃないと、こういった試合をまた経験することになってしまう。アトレティコといえば守備が強いチームの代表格なのにね」
「ただ、僕は別にDFについて話しているわけじゃない。そうじゃなくて、全員で守備を改善しなくてはならないんだ」
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