【Jリーグプレビューショー】東京五輪世代の対峙。浦和レッズ対川崎フロンターレをピックアップ

明治安田生命J1リーグ各節の見どころをコンパクトに伝えるDAZN（ダゾーン）の「Jリーグプレビューショー」。「#13」では第17節の注目カードとして浦和レッズと川崎フロンターレの一戦をピックアップ。試合のキーマンとなる浦和のDF橋岡大樹と川崎FのFW三笘薫のマッチアップを水沼貴史氏が解説する。

シーズンの折り返しとなる17試合を消化し、14勝2分1敗、52得点で首位を独走する川崎F。そんなチームを今節、ホームで迎え撃つのが浦和だ。この試合を解説を務める水沼氏は、試合展開をこう予想している。

「主導権は当然、川崎Fが握ると思う。ただ、レッズが球際、そしてグループのところでしっかりと強度を持って守備をして、チームとしてインテンシティーの高いゲームをやれればいい勝負になるのかなと思う。相手にチャンスを多く作られないことを集中してできるかだと思います」

続けて、水沼氏は見るべきポイントを明かした。

「お互いの一番特徴の出ているところで言えば、攻撃的な部分では三笘、守備の強度というところでの橋岡。チームとの戦いだけど、そこはチームを象徴しているような局面になると思う。もちろん彼を止めたからと言ってフロンターレのすべてを止められるかと言ったらそうではないと思いますけど、いま誰が注目と言ったら三笘になると思いますね」

圧倒的な攻撃力を誇る川崎Fでは様々な選手が活躍しているが、その中でも特にずば抜けた活躍を披露しているのが大卒ルーキーの三笘だ。ここまで出場14試合で8ゴール3アシスト。ルーキーイヤーの最多得点記録となる13点も射程圏内に捉えている。

水沼氏は、三笘に関して「彼はスタメンは3試合くらいしかないですけど、途中から出てきてあれだけのゴールを取っていると。特徴的な部分では1対1で仕掛けられる選手。あとはチャンスメイク、得点、両方に絡める。そういうところでは相当インパクトがある」と評価。「もっとスケールの大きな選手になっていく感じもします」と期待を口にした。

そんな三笘と今節、対峙することになりそうなのが浦和の橋岡だ。同じ東京五輪世代のライバルに対して「三笘選手のストロングポイントがドリブルなのはわかっている。僕のストロングポイントも対人守備なので、何がなんでも負けたくないなと思います」と語り、強い思いを明かしている。

橋岡に関して水沼氏は「1対1が強い。簡単に破られないし、抜かれない。まずは自分の守備のいいところを出せるように、そういうシチュエーションに相手との駆け引きで持っていくのは強みだと思う」と特徴を解説。また、「自分が引っ張るという責任感を持っている。何よりもレッズというチームの中で、DF槙野（智章）とは違うリーダーシップを若いけど持っている気がする」と彼のリーダーシップを評価した。

ドリブルの三笘と対人守備の橋岡。両者のマッチアップで“間合い”をポイントに挙げた水沼氏は「自信をプレーで表現して欲しいし、そういうのが一番楽しい。どっちが有利で1対1をしているのかなと、皆さんの頭の中で考えながら見ていただけたらなと思います」と見どころを紹介している。

二人のマッチアップはどんな結末を生むのか。注目の試合は9月20日、19時キックオフだ。

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