トゥールーズFC（フランス）からガンバ大阪に完全移籍した日本代表DF昌子源が、5日の記者会見で移籍理由などを明かした。クラブ公式サイトが伝えている。
日本代表として2018年のロシア・ワールドカップ（W杯）ベスト16進出という結果に貢献した昌子は、2011年のプロ初年度から2018年末までは鹿島アントラーズでプレー。その後、トゥールーズでの挑戦を選択し、2018-19シーズン後半にはレギュラーを奪取したが、2019-20シーズンからは負傷の影響もあり出場機会に恵まれない日々が続いていた。そして、先日にG大阪への完全移籍が発表されている。
Jリーグに復帰することとなった昌子は、会見で「僕自身ジュニアユースでお世話になり、その後違うチームでライバルとして戦っていましたが、この度戻ってくることができて感謝しています。しっかりここで結果を残すことだけを考えて、チームの目標でもある優勝に手助けというか、自分が引っ張っていくつもりで来ているので、実行できるように頑張っていきたいと思います」と、G大阪への思い入れを語った。
さらに、鹿島への感謝があることを強調しつつ、G大阪を選んだ理由も明かしている。
「お世話になった鹿島に恩義は感じていますが、タイミングなどもあり、ガンバ大阪が獲得に興味を示してくれた。僕にとっては大切なクラブですし、この恩を大事にしたいなと思い、決断しました」
とはいえ、やはり鹿島への思い入れも強いようだ。
「正直に言うと、鹿島に8年いるともちろん鹿島の血が多くなりますが、ガンバにもお世話になってきたその血を自分の中で蘇らせたいと思います。青黒のユニフォームに憧れてジュニアユースに入ってそれを着て、高校でも自慢していたので、もう一度トップチームのそのユニフォームで出て、いただいた背番号『3』をいろんな方に自慢できるようにしていきたいと思います」
G大阪は2020シーズン、明治安田生命J1リーグ開幕節で横浜F・マリノスと激突。日産スタジアムで2月23日（日）14:00にキックオフを迎えるその一戦は、DAZNで視聴することができる。欧州から帰還した日本人屈指のCBは、圧倒的な攻撃力で昨季リーグを制した王者を相手にどのようなパフォーマンスを披露するのだろうか。
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