【Jリーグプレビューショー】勝利へのキーマンは古橋亨梧。ヴィッセル神戸対横浜F・マリノスをピックアップ

注目の王者対決

明治安田生命J1リーグ各節の見どころをコンパクトに伝えるDAZN（ダゾーン）の「Jリーグプレビューショー」。「#10」では第13節の注目カードとしてヴィッセル神戸対横浜F・マリノスの王者対決をピックアップ。今回は、キーマンとなるFW古橋亨梧と神戸が勝利するポイントを播戸竜二氏が紐解いていく。

今季の公式戦ファーストマッチとなったFUJI XEROX SUPER CUPで相対した両者。その試合では3-3の打ち合いの末、PK戦でヴィッセル神戸が勝利した。

今節も勝利といきたい神戸だが、リーグ戦での横浜FM戦は非常に相性が悪い。通算対戦勝率を見ても19％はワースト。最も苦手な相手だ。

そんな天敵撃破へのキーマンとして挙がるのがFW古橋亨梧だ。スペインでは“イニエスタの弟子”と称されるなど、海外からも評価されるアタッカーは、「チャンスは来ると思う。そのチャンスを決めて、チームが勝つ方向に進んで行けたらなと思います。とにかく負けたくないですね」と今節への意気込みを語った。

そんな古橋を絶賛したのが播戸氏だ。先日、UEFAチャンピオンズリーグで優勝を果たしたバイエルン・ミュンヘンのニャブリを引き合いに出し、「スピードだけでなく中に入っての左足のシュートもある。縦に行って、スペースでもらっての思い切りの良いシュートを打ち、決定力もある。すごく似ている選手だと思う」と古橋の凄みを解説している。

ポイントはハイラインの裏

播戸氏は横浜FM戦のポイントとして「ハイラインの裏を狙うこと」を主張。「裏に広大なスペースがある。古橋選手のディフェンスラインの背後を抜けるスピード、抜ける巧さは横浜FMを苦しめると思います」と分析した。

また、播戸氏は過密日程の中で古橋のプレースタイルに変化が生まれていることを指摘。「裏を狙うだけでなく、一つ前で自分が起点になるようなプレー。ディフェンスと中盤の間でボールをもらってコネクトするようなプレーをしていた」と語り、その動きが相手を混乱させるのではないかと予想している。

同世代の南野拓実や、かつてのチームメイトであるダビド・ビジャらに刺激を受ける古橋は、横浜FM戦でどんなプレーを見せるのか。試合は8月29日、18時キックオフだ。

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