6月27日、明治安田生命Jリーグがついに再開。毎節、気になったジャッジを徹底解説する「Jリーグジャッジリプレイ」も復活を果たしている。DAZNは「Jリーグジャッジリプレイ#20」を配信。今回はJ1リーグから4つの場面をピックアップして解説した。
お馴染みのJリーグ原博実副理事長、Jリーグウォッチャーの平畠啓史氏に加え、第20回はJFA審判1級インストラクターを務める小幡真一郎氏がゲストとして登場。MCは桑原学が務める。
第20回は、J1第20、29節から3つのシーンをピックアップ。横浜F・マリノス対ヴィッセル神戸の試合で横浜FMのMF扇原貴宏のプレーはPKだったのか、大分トリニータ対清水エスパルスの試合で大分のMF田中達也の決勝ゴールはオフサイドではなかったのか、第29節の浦和レッズ対FC東京戦で審判にボールが当たった際のドロップボールの判定は妥当だったのかをピックアップし、徹底的に解説した。また、原博実セレクションでは、J1第29節神戸対名古屋グランパスの試合で神戸のMFセルジ・サンペールの踏みつけはノーファウルだったのかについてピックアップ。そちらも徹底的に議論した。
今回注目したのは、横浜FM対神戸の前半10の場面。神戸のチャンス、MFアンドレス・イニエスタのパスをDF西大伍がワンタッチで折り返すと、そのこぼれ球を拾いに行ったMF郷家友太が倒されたところで笛が鳴った。主審は扇原のファウルをとってPKの判定を下したが、よく見ると扇原のタックルは郷家の足に当たらないように止めているように見え、郷家が自ら倒れに行っているようにも見える。この判定について議論が行われた。
最初に答えを求められた平畠氏は「引きの絵で見ているときは、もしかしてPKかなと思いましたけど」としつつ、「スローのVTRを見ると扇原選手の足もかかっていないように見えましたし、かかっていてもそれが原因で倒れたようにも見えなかった。僕はPKではないのではないかなと思います」と自身の見解を示した。
また、原氏は「PKじゃないね。桑原さんも試合中のコメントで言っていたよね、スローを見ていたときに。その通りのリアクションでいいんじゃないかなと思います」と語り、「本人も言っていますよね。足は止めていますと言って、そこに郷家がむしろ足に当たりに行っているみたいな感じ。どっちかと言うとシミュレーションに近いかな。シミュレーション取られても仕方がないと思う」とPKの判定は間違っていたと主張した。
互いにPKは妥当ではないと主張する中、小幡氏は「おっしゃる通り、PKではないと思いますし、シミュレーションの反則となっていいと思っています」と回答。続けて「普通は当たるとしたらスネあたりに当たるはずなんですよね。ひっかけるような形で自分から当たっていると思います」と語り、PKの判定は妥当ではないと見解を示し、PKを取るべきではなかったと明かしている。
その他の判定についてもわかりやすい解説が見られた「Jリーグジャッジリプレイ」。次回はどんなプレーが取り上げられることになるのだろうか。
なお、「Jリーグジャッジリプレイ」の模様は現在、DAZN(ダゾーン)で視聴可能だ。
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