6月27日、明治安田生命Jリーグがついに再開。毎節、気になったジャッジを徹底解説する「Jリーグジャッジリプレイ」も復活を果たしている。 DAZN は「Jリーグジャッジリプレイ#29」を配信。今回はハンド判定の事象をJ1リーグとJ2リーグから合わせて4つの場面をピックアップして解説した。
今回はお馴染みのJリーグ原博実副理事長、Jリーグウォッチャーの平畠啓史氏に加え、JFA審判1級インストラクター 小幡真一郎氏がゲストとして登場。また、MCは桑原学が務める。
第29回は、ハンド判定の事象をJ1とJ2から合わせて4つピックアップした。J2からは第28節の水戸ホーリーホック対ジュビロ磐田戦でMF松本昌也のプレーはハンドだったのか、第38節の大宮アルディージャ対愛媛FCでDF茂木力也の手に当たった場面はノーハンドだったのかを取り上げた。またJ1からは第31節清水エスパルス対川崎フロンターレの試合でFWカルリーニョス・ジュニオのコントロールはハンドではなかったのか、第31節大分トリニータ対ベガルタ仙台戦でDFシマオ・マテのブロックはハンドではなかったのかについて取り上げ、徹底的に議論した。
今回注目したのは、大分対仙台の85分の場面だ。大分が相手のミスからチャンスを迎える。右サイドでボールを持ったMF野村直輝がクロス、さらにそのクリアボールを拾ったFW伊佐耕平がシュートを狙うが、仙台のシマオ・マテに阻まれた。ただ、リプレイで見ると伊佐のシュートがシマオ・マテの左腕に当たっており、大分の選手もハンドをアピールしたが、結局ハンドは取られなかった。果たして、このノーハンドの判定は正しかったのか。今回はこのシーンについて議論した。
最初に意見を求められた平畠氏は「これはハンドを取られてもしょうがないかなと。体の動きでああなるというのは、不自然に出ているような気がします。逆に、なぜハンドではないのかが、どういう理由なんだろうって思いました」とハンドを主張した。
続けて原氏は「シマオ・マテの表情がすべてじゃない? 『助かった〜』っていう。そこにすべてが出ている。あれはもうペナルティになって、おかしくなかったと思います」と平畠氏の意見に同調した。
両者がハンドを主張する中、小幡氏は「映像から見ると、やはりハンドの反則を取ってもおかしくない。ただ、レフェリーは、DFの選手が右足を出してボールのコースを切りに行ったところの左手が、バランスを取る手であって、近くから当たったという判断をしたんだというふうに思います。非常に難しいところです」と主張。その上で「これは非常に難しい判断ですけれども、レフェリーがあそこで見ていて、自信を持って『ノー』をしているのがファウルじゃなくてハンドのことを言っているんだったら、それは支持したいなと思います」と主審の判断を尊重している。
その他の判定についてもわかりやすい解説が見られた「Jリーグジャッジリプレイ」。次回はどんなプレーが取り上げられることになるのだろうか。
なお、「Jリーグジャッジリプレイ」の模様は現在、 DAZN (ダゾーン)で視聴可能だ。
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