6月27日、明治安田生命Jリーグがついに再開。毎節、気になったジャッジを徹底解説する「Jリーグジャッジリプレイ」も復活を果たしている。DAZNは第13回となる「Jリーグジャッジリプレイ#13」を配信。今回はJ1リーグとJ2リーグから3つの場面をピックアップして解説した。
お馴染みのJリーグ原博実副理事長、Jリーグウォッチャーの平畠啓史氏に加え、第13回はJFA審判1級インストラクターを務める小幡真一郎氏がゲストとして登場。MCは桑原学が務める。
第13回は、J1とJ2から3つのシーンをピックアップ。J1からは名古屋グランパスとの一戦でFC東京のGK波多野豪のスライディングはノーカードだったのか、浦和レッズ戦でサンフレッチェ広島のMFハイネルのスライディングはファウルだったのか、そしてJ2からは第11節の栃木SC戦でファジアーノ岡山のDFチェ・ジョンウォンにレッドカードが出た場面ついて徹底的に解説した。
今回注目したのは、浦和対広島の4分の場面だ。浦和がカウンターを発動し、スルーパスに抜け出したMF汰木康也がペナルティーエリア内に侵入したところで、後方から追いかけてきたハイネルがスライディングタックル。このプレーで汰木が倒れたことでPKが与えられたが、リプレイを見ると足に当たっていないようにも見える。この判定について議論が行われた。
非常に微妙な判定について平畠氏は「わからないです(笑)」と率直な意見で返答。その上で、「当たってると言われれば当たっているし、当たっていないっちゃ当たっていない。強度ではなく、ちょっと引っ掛かっただけでもあれだけスピードがついていたら倒れてしまうところもあると思うので、難しい。ああいう感じで入っていったらPK取られがちみたいなところはあるのかなと思います」と語り、PKの判定になっても不思議ではないと見解を明かした。
一方、原氏は「ほんと難しい」と答えつつ、「もし当たってるとすれば、最後の最後に汰木が右足で踏ん張った時に、スライディングしたハイネルの何かがちょっと当たってるのかな、みたいな感じにしか見えない。でも、ハイネルのこのリアクションを見ても『当たってないよ!』っていう感じにも見えるのでほんとに分からない」と判定に答えを出せなかった。
両者が明確な答えを出せない中、小幡氏は「おっしゃる通り、難しいところですね。レフェリーとしては、ステップのリズムであったり、その方向であったり、足のつき方であったりという結果も参考にして見てますけどね。おっしゃっているようにタックルした右足は当たってないのは分かる。残ってる左脚をどんなふうに脚を畳んでいるか、あるいは接触しないようにしているか、あるいは流れていって当たってないかっていうのを見ないといけなくなる」と主張。続けて「多分、このケースだと、左脚の膝ぐらいがFWの選手の足首ぐらいに当たって、結果的に右脚が流れて、足首の外側から地面についてるというふうに見るんだと思うんです。なので、レフェリーの判断を尊重します」と判定をサポートすると明かしている。
その他の判定についてもわかりやすい解説が見られた「Jリーグジャッジリプレイ」。次回はどんなプレーが取り上げられることになるのだろうか。
なお、「Jリーグジャッジリプレイ」の模様は現在、DAZN(ダゾーン)で視聴可能だ
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