6月27日、明治安田生命Jリーグがついに再開。毎節、気になったジャッジを徹底解説する「Jリーグジャッジリプレイ」も復活を果たしている。DAZNは「Jリーグジャッジリプレイ#18」を配信。今回はJ1リーグから4つの場面をピックアップして解説した。
お馴染みのJリーグ原博実副理事長、Jリーグウォッチャーの平畠啓史氏に加え、第18回はJFA審判S級インストラクターの廣嶋禎数氏が初のゲストとして登場。MCは桑原学が務める。
第18回は、J1第17節から4つのシーンをピックアップ。湘南ベルマーレ対ガンバ大阪でFWジュニオール ・ドゥトラのゴールが決まった際に取られたファウルはなんだったのか、浦和レッズ対川崎フロンターレでFW興梠慎三はオフサイドだったのか、セレッソ大阪対鹿島アントラーズでMFレオ・シルバはノーハンドだったのかをピックアップ。また、北海道コンサドーレ札幌対ガンバ大阪でMF荒野拓馬はノーハンドだったのかについて取り上げ、徹底的に解説した。
今回注目したのは、C大阪対鹿島の後半アディショナルタイムの場面。C大阪のDF松田陸のロングスローから、こぼれ球をDFマテイ・ヨニッチがシュート。これはディフェンスに阻まれたのだが、映像を見返すとレオ・シルバの手に明らかに当たっているように見える。しかし、ホイッスルが吹かれることはなかった。この判定について議論が行われた。
最初に答えを求められた廣嶋氏は「これは明らかにハンドです。明らかに手を肩より上にあげている状態。彼自身、ボールがあのあたりにくると分かっている状況だと思うので、間違いなくハンドとするべきだと思います」と主張。続けて「映像を見れば、ほぼ全員がハンドという場面だと思います」と自身の見解を明かした。
この場面について平畠氏は「ハンドだと思いますし、廣嶋さんのコメントが気持ちいです」と語り、丁寧な説明を展開した廣嶋氏に感謝の言葉を送った。
また、廣嶋氏は今回のハンドを見逃した理由を推測している。
「私自身がこの映像を見て思ったことが2点あります。一つは、レオ・シルバ選手がボールに行く時に足裏を見せている。そこのコンタクトがあるのかどうかで言うと、足裏のコンタクトがあればそっちの方を取らなければいけない状況になる。ただ距離的にはかなりあったので、相手選手のプレーには影響していない。ただ、そこも見つつ、次に流れるボール先の争点というか争いを見たくなる。ここから直接シュートに行くことはないし、ここで大きなコンタクトが起こらないという判断は、レフェリーとしてはつくと思う。では次を見たいと思った時に少しそっちの方に目を移してしまうと、ハンドの瞬間がぼやけてしまうことが起こるんじゃないかなと思いました」
最終的な結論として、廣嶋氏は今回のレオ・シルバの場面はハンドかつC大阪にPKが与えられるべきだったと見解をまとめた。
その他の判定についてもわかりやすい解説が見られた「Jリーグジャッジリプレイ」。次回はどんなプレーが取り上げられることになるのだろうか。
なお、「Jリーグジャッジリプレイ」の模様は現在、DAZN(ダゾーン)で視聴可能だ。
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?
2020Jリーグ関連ページ
2020 Jリーグ ( 日程・結果 | 総合 | J1 | J2 | J3 )