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Jリーグ再開。Withコロナの中で新たなリスタート | 東京ヴェルディ | 町田ゼルビア | J2リーグ

林 遼平
Jリーグ再開。Withコロナの中で新たなリスタート | 東京ヴェルディ | 町田ゼルビア | J2リーグDAZN
【国内サッカー コラム】約4ヶ月ぶりにJリーグのある日常が戻ってきた。ピッチで選手たちが熱き戦いを繰り広げれば、サポーターは結果に一喜一憂しながらチーム・選手を応援する。Jリーグを愛する多くの人々が待ち望んでいた日がやってきた。
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6月27日、J2が再開し、J3が開幕した日。

約4ヶ月ぶりにJリーグのある日常が戻ってきた。ピッチで選手たちが熱き戦いを繰り広げれば、サポーターは結果に一喜一憂しながらチーム・選手を応援する。Jリーグを愛する多くの人々が待ち望んでいた日がやってきたのである。

ただ、再開への期待が高まる一方で、不安な気持ちも入り混じっていた。

約4ヶ月前とまったく同じ日常が戻ってきたかと言えば、そうではない。新型コロナウイルスとの共存を求められる中で、様々な感染防止対策をした上で試合は開催される。観客はなし。横断幕もない。ゴールセレブレーションだって限られる。試合前には互いにバラバラに出てきて、ソーシャルディスタンスの中で集合写真を取らなければならない。

観戦している側が「飲料水はちゃんとそれぞれ自分のものを飲んでいるのか。ゴールセレブレーションでハグをしていないか。あそこは密になっていないか」と考えてしまう時点で、これまでとは違う景色が目の前に広がっているのは明らかだった。

また、取材をする側にも感染防止対策が徹底されている。朝、目覚めて一番に体温を測り、試合会場への入場を禁止される37.5度を下回っていたことを確認してほっと胸を撫で下ろすのは、やはり数ヶ月前と同じ日常ではない。記者の人数は限定され、会場で動ける場所も決まっている。カメラマンは指定された場所から動けないし、リポーターはピッチ上でリポートすることもできない。試合後のzoomを用いた会見には会場に入れなかった人間でも参加ができ、今後の取材の手法が変わっていくことを感じざるを得なかった。

それでも、選手たちの白熱した戦いを見れば、ごちゃごちゃとした思いはすぐに吹っ切れた。

味の素スタジアムでは東京ヴェルディとFC町田ゼルビアの両雄が火花を散らした。ボールを圧倒的に保持してゴールを奪うために試行錯誤しながら戦う東京V、出会い頭のMF平戸太貴のゴラッソでリードしてから守備を固めながら虎視淡々と隙を伺うFC町田ゼルビア。互いに目の前の勝利を目指し、一心不乱に戦う姿がピッチにはあった。

それでいて、リモートマッチならではの普段とは違うリアルなサッカーを楽しむこともできた。なかなか聞くことができない監督や選手の生の声がハッキリと聞こえ、ボールを蹴ったり、激しくぶつかったりする音が生々しく会場に響く。罵声や喧嘩腰の声が耳に入ってくるのも、実にリアルなサッカー風景。監督の戦術的な指示を聞いて理解を進め、ぶつかった衝撃音を聞いていかに激しく球際で戦っているかを再認識した。

もちろん寂しさを感じなかったわけではない。ミドルシュートを打ったり、いい守備が見られたりしても、観客がいないので普段のように歓声が湧くことはない。東京Vはセットプレーのチャンスになるとチームの応援が流れるようになっていたが、チャンスが終わってしまうと音が止まるので急に静けさを感じてしまうところがあった。町田のランコ・ポポヴィッチ監督は「サポーターの皆さんがいなかったことの影響がなかったと言えばウソになる」と語っていたが、この言葉は現地にいた多くの人間が感じたはずだ。

試合後のzoom会見終了後、東京Vの広報が「今回の試合の反省を生かして次の試合に向けて改善していければと思います」とメディア陣に対して説明する場面があった。

選手や監督だけでなく、クラブ、そしてメディアも今回の状況は初めての経験となる。

いかにして自分たちのパフォーマンスを送り届けるか、いかにして観客に楽しんでもらうか、いかにして情報を伝えるか。

この状況がどこまで続くかはわからないが、新型コロナウイルスとの共存という新たな局面に入ったことで、今後はそれぞれがそれぞれの役割の中で変化を求められることになるだろう。

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