J1昇格圏をかけた6ポイントゲーム。アルビレックス新潟対FC琉球の見どころ ｜ 日程・放送・配信予定 ｜ Jリーグ

アルビレックス新潟 対 FC琉球 見どころ

ついに2強が崩れた前節。勝ち点33で並ぶ2位・新潟と3位・琉球が直接対決を迎える。

新潟は、ここが正念場だ。前節、京都サンガF.C.との直接対決に敗れてシーズン初の連敗中。開幕からキープしてきた首位を京都に明け渡した。

それでも前節も実力を示している。強度の高いハイプレスを武器とする京都にもゲームを支配し、数多くのチャンスを作って貫禄ある戦いぶりを見せるが、1点が遠かった。

特にここ3試合は、わずか1得点。リーグ最多得点の破壊力が影を潜めている。徐々に対策が進んできた背景もあるが、チャンス自体は作れている。どんな相手にもゲームを支配できる自信もある。その成熟度には、疑いの余地がない。

その中で現状打破には、やはりストライカーがカギを握る。2試合先発中のFW鈴木孝司は、古巣でもある琉球から公式戦8試合で6ゴールと”お得意様”。ただ第14節にケガから復帰後2試合はいずれも無得点。今節こそ背番号9の復活に期待したい。

琉球も踏み止まれるか、真価が問われている。前節・モンテディオ山形戦は、セットプレーからの2失点が大きく響いてシーズン2敗目。第2節からキープしてきたJ1昇格圏から降格した。

特にここ2試合は、いずれも2失点。安定した守備を武器としてきた中で、セットプレーの守備で綻びを見せている。流れの中から崩されていないこと自体はポジティブだが、勝負強さを発揮していくためにも修正したいポイントだ。

その中で無失点へのキーマンは、GK田口潤人だ。今季全試合に先発している田口は、2年間在籍した新潟ではリーグ戦での出場がゼロ。その後琉球に移籍し、ようやく今シーズンレギュラーを獲得している。初の古巣戦を迎える24歳は、3試合ぶりの完封で勝利の立役者となれるか。

J1昇格レースの命運を左右し兼ねない6ポイントゲーム。直接対決を制して再浮上へ向かうのは果たしてどちらか。