J2からJ3までの結果が左右するJ2残留争い。最後にどんなクライマックスが待ち受けているか。
前節は、混戦極めるJ2残留争いに大きな動きがあった。勝利を逃した松本山雅FCと愛媛FCの両クラブが史上初のJ3降格が決まり、勝ち点3を積んだ栃木SCと勝ち点1を拾ったレノファ山口FCは残留が決定。4クラブの明暗が大きく分かれている。
その中で迎える最終節は、数字上可能性を残す5チームで残り2枠を争うこととなるが、20位のギラヴァンツ北九州(35)は前節敗れたことで降格圏の19位SC相模原が現時点で獲得している勝ち点38までしか到達できず、かつ得失点差でも大きく下回ることから2度目のJ3降格が濃厚と言える状況。さらにJ2ライセンスを所有していないJ3首位のテゲバジャーロ宮崎が2位以内で終えることも条件となる。生き残りは極めて厳しい状況だ。
現実的に残留の可能性が残されているのは、16位ザスパクサツ群馬(41)、17位ツエーゲン金沢(40)、18位大宮アルディージャ(39)、19位SC相模原(38)の4チーム。最終節では、群馬と大宮が直接対決、金沢はJ1復帰を決めたばかりの2位京都サンガF.C.と、相模原は12位の東京ヴェルディと運命の一戦に臨む。
その中でNACK5スタジアムで行われる直接対決の行方がカギを握る。どちらも勝てば文句なしでJ2残留を勝ち取れる状況でさらに群馬は引き分けでも残留が決定。ただ負ければ、得失点差で降格圏転落の可能性もまだ残されており、相模原よりも得失点差で下回っていることからも引き分け以上の結果が必要不可欠だ。
また引き分けた場合に立場が危うくなるのが大宮だ。得失点差では大きなアドバンテージがあり、勝ち点で並んだ時には優位に立つが、やはり自力で決めるために勝ち点3が欲しい。ホームで迎えられるアドバンテージを活かし、意地を見せたいところだ。
金沢は対戦相手の難しさはあるが、FW瀬沼優司が立役者となった劇的勝利の勢いをどこまで繋げられるか。ライバルの中でも得失点差が下回っている現状を踏まえれば、勝ち点で並ぶケースは避けたい。そのためには2試合連続での上位撃破というミッションが課されている。
後がない相模原は、最もシンプルで勝利すれば残留への道が切り開かれる。目標がはっきりしているはポジティブだ。前節松本との直接対決で最後の最後にこぼれ落ちた勝ち点3を今節こそは掴めるだろうか。
ただこの4チームが揃って残留できる可能性も未だに残されている。J3の結果次第で、最終節に試合開催のない宮崎の2位以内が決まる。その行方を握っているのは2位いわてグルージャ盛岡と3位ロアッソ熊本の2チーム。岩手が引き分け以上、かつ熊本が勝利すれば宮崎は3位に転落。岩手は敵地で13位のアスルクラロ沼津と、熊本はホームで6位のFC岐阜と対戦。J3最終節の結果にも注目だ。
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