アトレティコ・デ・マドリードが、バルセロナFWメンフィス・デパイの獲得を検討しているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
FWジョアン・フェリックスのチェルシーへのレンタル移籍がほぼ確実となったアトレティコ。代わりに9番タイプの選手獲得を目指すこと、その最有力候補がベティスFWボルハ・イグレシアスであることは以前から報じられてきたが、ここにきてメンフィス・デパイも候補に挙がっているようだ。
ボルハ・イグレシアスについて、選手本人は移籍を歓迎しているようだが、アトレティコとベティスのクラブ間交渉は難航することが予想されている。アトレティコはボルハ・イグレシアスの契約解除金を1億ユーロに設定しているベティスに対して、「支払いやすい」移籍金で売却を了承させるのは骨が折れることと感じている模様。アトレティコにとってベティスが財政問題により選手売却を必要としているのは好都合のようだが、ベティスはDFアレックス・モレノをアストン・ヴィラに売却することで、B・イグレシアスを安売りする必要性はなくなるともみられている。
『マルカ』によれば、アトレティコはこうした事情によって、“ローコスト”での9番獲得も検討している様子。曰く、この冬の移籍市場では今季限りのレンタルで9番タイプの選手を引き入れ、そして今夏の市場でウルヴスFWマテウス・クーニャ、将来的に手にするであろうJ・フェリックスの移籍金を使って、大物ストライカーを獲得するというプランだ。そして、このプランにおける冬の市場での獲得候補が、メンフィス・デパイになるという。
しかしながら、こちらも一筋縄ではいかないかもしれない。というのも、バルセロナにオランダ代表FWを「プレゼント」する気はさらさらなく、そればかりか移籍金を求める気配すらあるようだ。
バルセロナは今季限りで契約が切れるメンフィス・デパイの売却を、これまで何度も試みてきた模様(昨夏にはユヴェントスに放出間近だったとの報道も)。その理由に挙げられるのはクラブの財政及びサラリーキャップの問題で、これから高クラスのストライカーを補強するとしても、オランダ代表FWのレンタルでその年俸支払いを節約するだけでは獲得費用を賄えないため。バルセロナは今後のヘタフェ、ジローナ戦でFWロベルト・レヴァンドフスキ、FWフェラン・トーレスが出場停止となるように、アタッカーの数が足りなくなることを恐れている様子だ。
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