今夏、アトレティコ・デ・マドリードからのレンタルでバルセロナに加入したFWジョアン・フェリックスが、移籍の理由を告白している。
J・フェリックスは先の冬の移籍市場でチェルシーにレンタル移籍し、アトレティコに出戻った今夏には「バルセロナでのプレーが子供の頃からの夢」と公言。そして市場最終日、その希望通りにバルセロナに加わっている。
スペイン『ムンド・デポルティボ』とのインタビューに応じた同選手は、なぜアトレティコを離れることに執着するのか、その理由を告白。クラブの方針及びディエゴ・シメオネ監督のフットボール観と考えが合わなかったと語っている。
「気分が優れなければ環境を変えなくてはいけない。だからチェルシーに移籍したし、今はバルセロナに加わった」
「あそこ(アトレティコ)ではうまくいかなかった。クラブ、監督と考えが合わなかったんだよ。できる限り頑張ろうとはしたんだけどね」
報道によれば、アトレティコで年俸600万ユーロ(ネット)を受け取っていたJ・フェリックスは、バルセロナに加わるために同額を300万ユーロまで引き下げたという。
「減俸は事実か? ああ、本当さ。自分の給料については結構な額をあきらめることになった。それでも僕には変化が必要だったんだ。自分のフットボールを実現するためにね」
「いつも言ってきたことだけど、(バルセロナは)自分にとって理想的な場所だと考えていた。うまくいっているし、プレーの喜びを取り戻すために無理をする必要があったということだ」
J・フェリックスはバルセロナ加入後の3試合(その内2試合で先発)で3ゴール1アシストを決める活躍ぶり。チャビ・エルナンデス監督のチームが実践する、バルセロナ伝統の攻撃的スタイルとの相性の良さをうかがわせている。
「加入初日から楽しめと言われた。喜びとともにプレーし、自分のフットボールを表現しろってね。もちろん戦術的なことも指示されるけど、でも何よりも楽しめと言ってくれたんだ。今、僕はそうするように試みている」
バルセロナでプレーの喜びを取り戻したと話すJ・フェリックスだが、今回の移籍もあくまでレンタルだ。バルセロナは買い取りオプションを保有しておらず、現時点では来夏アトレティコに戻ることを義務付けられている。
「僕次第なのは、シーズンをどうやって終えるかということだけだ。その後バルセロナはアトレティと値段など交渉しなければならず、それからアトレティが簡単に手放してくれるかどうかという問題になる」
「でも、そうしたビジネスに自分が首を突っ込むことはない。僕はピッチで自分の仕事をするだけだ。シーズン終了後、(バルセロナが)自分を求めてくれるよう頑張りたい。価値とか値段とかは、僕には関係ない話だろう」
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