ヴィッセル神戸は18日、日本代表MF橋本拳人がウエスカ(スペイン2部)に移籍することを発表した。
橋本は2022年3月に神戸に加入。それまで所属していたロストフとの契約が、国際サッカー連盟(FIFA)のレギュレーションで一時停止措置となったため、Jリーグに復帰することとなった。
神戸では5月末から出場時間を増やし、明治安田生命J1リーグでは直近の3勝1分けでの降格圏、プレーオフ圏脱出に貢献。7月1日には契約を延長したことが発表されていたが、一転して欧州へ向かう決断を下している。
橋本はクラブ公式サイトを通じ、以下のように移籍について伝えた。
「自分が苦しい時期に声をかけてくれてクラブに招き入れてくれたヴィッセル神戸には感謝しかありません。また、自分の決断に理解を示してくれた三木谷会長をはじめクラブの皆様には、本当に感謝しております。夢であった海外挑戦が様々な事情で難しくなっていましたが、今回、改めて、オファーを頂き、自分と向き合った結果、移籍の決断をさせて頂きました」
一方、リーグ戦22試合を終えて15位という苦境のクラブを離れることの苦悩も吐露している。
「4ヶ月という短い期間でしたが、素晴らしいチームメイトと出会い、スタッフの方々に支えられてサッカーをできる喜びを改めて感じることができました。そして、サポーターの皆様には、苦しい時期、声の出せない状況のなかチームに寄り添ってくれて拍手を送って下さり感謝の気持ちでいっぱいです。僕自身なかなかチームに貢献できず、このタイミングでの移籍ということで本当に申し訳ない気持ちですし、チームに必要としてもらった中でこの決断をすることはとても苦しかったです」
それでも「ただ、ヴィッセル神戸でプレーさせてもらえたからこそ、このチャンスを頂けたと思うので、今後活躍し、飛躍することで皆さまに恩返ししていきたいと思います」と意気込み、感謝を述べた。
「最後になりますが、ヴィッセル神戸に関わる皆様と闘った日々は自分にとってかけがえのない時間になりました。ヴィッセル神戸でプレーできて良かったなと心の底から思っています。本当にありがとうございました。また会える日を楽しみにしています」
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