アトレティコ・マドリードに所属するフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンを取り巻く状況が、変化する可能性があるようだ。スペイン『アス』が報じた。
2021年夏に2年間のレンタルでバルセロナからアトレティコに帰還したグリーズマン。その契約には出場時間によって4000万ユーロ(約56億7000万円)の買い取り義務が生じる条項が盛り込まれているとされ、アトレティコは義務を回避するために今季ほとんどの試合でグリーズマンを60分以降からの起用としている。
しかし、今回の報道によればアトレティコは買い取り金額を減少させることを目指しているが、バルセロナ側が復帰を望んでいないことも理解したうえで、今季の采配に踏み切っているとのこと。当初バルセロナ側がその決断に難色を示しているとされていたが、交渉上のミスがあったことをクラブ内で認め、再度テーブルについているようだ。
その席ではグリーズマンの移籍金額が話し合われているとのことだが、バルセロナは2500万ユーロ(約35億5000万円)程度での合意を見込んでいるという。とはいえ、交渉が継続していくことも伝えられている。
また、グリーズマンは現状を理解しており、役割を受け入れてはいるが、カタール・ワールドカップ(W杯)に向けて十分な状況ではないことも事実。当人が早期解決を望んでいるうえ、ディエゴ・シメオネ監督もフルタイム起用したい考えを持っており、アトレティコはピッチに直接かかわる両者を満足させたい意向のようだ。
『アス』は、実際の期日は定かではないとしながら、関係者全員がW杯開幕前の解決を希望していることを強調した。
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