バルセロナを率いるチャビ・エルナンデス監督が、悔しさを滲ませている。サッカーメディア『GOAL』が伝えた。
首位を走るバルセロナは日本時間16日、ラ・リーガ第29節でヘタフェと対戦して0-0でドロー。敵地での一戦では相手の5バックを崩し切ることができず、チャンスの創出に苦労していた。
チャビ監督は試合後、バルセロナが伝統的に持ち味としてきたパスワークが生かしにくいピッチコンディションだったとこぼしている。
「(ピッチコンディションが)私たちに損害を与えた。ただ、そうした状態にあるのは知っていたんだ。昨日、私たちはバルセロナで乾いた芝生の上でプレーした。こうした状況が待ち受けていると分かっていたからね。まあ、難しいよ。芝生の話について私は何度も批判を受けてきた。しかし選手たちにとって、こうしたコンディションでプレーするのは難しいものなんだ。スペクタクルのため、果てにはヘタフェにとっても良くないことだろう。何しろ、ボールが転がらないのだから。今日は芝生の劣悪な状態を実感することになった」
一方で、バルセロナは2試合連続でのスコアレスドローとしており、ピッチ環境などの要素を除いたとしても良い調子ではないと口にした。
「ただし、これは言い訳ではないよ。私たちはかつての感覚を、何よりもプレーの効果性を取り戻す必要がある。こうしたピッチコンディションであれば2倍苦戦することになるが、とにかく現在の私たちは良い調子ではない。それでも失望を感じるのではなく、前へと進んで行かなければ。メンタル的に落ち込む必要などないんだよ」
とはいえ、「ボール回しにおいて、ここの芝生は私たちにかなりの損害を与えた。しかし、それが最も決定的な要因ではない。私たちは十分にチャンスを創出できなかったし、効果性のあるプレーを見せられなかったんだ」と繰り返し口にしたチャビ監督。ラ・リーガ29試合消化時点で2位レアル・マドリーとの勝ち点差は「11」に縮まったが、優勝に向けて再びギアを上げることはできるのだろうか。
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