バルセロナのチャビ・エルナンデス監督が、8日のラ・リーガ第16節、敵地シビタス・メトロポリターノでのアトレティコ・デ・マドリード戦で、FWロベルト・レヴァンドフスキを起用できることに自信を見せた。
第14節オサスナ戦で一発退場となったレヴァンドフスキは退場処分で1試合、主審を侮辱するようなジェスチャーで2試合の出場停止となるはずだった。だがバルセロナはスペインサッカー連盟(RFEF)の訴訟委員会、スペイン政府のスポーツ裁定審議会(TAD)に異議申し立てを却下されてもあきらめず、その次にマドリード中央訴訟裁判所に訴え出ると、同裁判所は12月30日、現時点で処分を科せば「償い得ない打撃」を与える可能性があるとして予防措置で処分を保留に。第15節エスパニョールとのダービーの前日に下された決定だった。
スペイン国内のスポーツ仲裁における最高権威TADの決定も不服として、通常裁判に訴えて処分が延期されるというのは極めて異例のこと。バルセロナはこの決定を受けてエスパニョールとのダービーでレヴァンドフスキをスタメンに含めたが、エスパニョールからは「出場停止になるべきだった」「私たちはクラブとファンの利益を守るためにあらゆる手を尽くす」と猛抗議を受けることになっている。
そして3日、コパ・デル・レイのベスト32、インテルシティ戦の前日会見に出席したチャビ・エルナンデス監督は、アトレティコとの一戦でもレヴァンドフスキを起用する意思を明確に。そのためのにインテルシティ戦では、ポーランド代表FW、さらにはMFペドリに休みを与えるようだ。
「ああ。私にはアトレティコ・デ・マドリード戦でも彼がプレーできるという自信がある。私たちは彼がその試合にいることを望んでいるし、いられることを信じている。(インテルシティ戦では)彼とペドリに休みを与える」
レヴァンドフスキの出場停止処分について、判決が出るのは今週中と目されている。が、6日が祝日(公現祭)であること含めて、判決が来週まで持ち越される可能性もある。バルセロナはその場合、今回のエスパニョール戦のようにアトレティコ戦でも処分保留によってレヴァンドフスキを起用することができる。
チャビ監督は、エスパニョール戦に続いてレヴァンドフスキが起用可能かが不透明な状況については、ネガティブな見解を示している。
「選手にとっても私たちにとっても先が読めない。いつ解決できる問題か分からないからね。彼には処分について考えるなと言ってある。確かに、エスパニョール戦は彼なしで準備を進めたが、その後に起用が可能になった。この問題がどう解決するか見てみよう。しかし私たちにとっても対戦相手にとっても簡単でなく、快く思えない状況だ」
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