レアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオールが観客から人種差別的な言葉を浴びせられている問題について、ラ・リーガのハビエル・テバス会長は対策を講じたことを発表した。
ヴィニシウスは現在アウェースタジアムで、観客から「モノ(猿)」と呼ばれたり、猿の声真似をする野次を飛ばされている。ラ・リーガは第20節、マジョルカ対レアル・マドリード(1-0)でもヴィニシウスへの人種差別があったとして、現地パルマの裁判所に訴えたことを発表したが、じつにこれが6回目の訴えとなった。
テバス会長はヴィニシウスが絶えず侮辱されている状況を重く見て、監視委員会を設置したことを発表。スペインのテレビ局『セクスタ』で、次のように語っている。
「私たちは委員会を設置した。レアル・マドリーが戦うあらゆる試合において、いざこざや侮辱が生じやすい場所を重点的に監視する」
「ラ・リーガにとって、あらゆるスタジアムで侮辱を受ける選手がいるなど許容できない。その侮辱の内容はとても深刻なものだ。私たちはこの問題を解決しなければいけない」
「ヴィニシウスはフットボールのあらゆるピッチで、侮辱を受けることなくプレーできなければならない。今みたいな状況が続くことは許されないんだよ」
ラ・リーガはそのほか、人種差別をした人間を特定するために、メールアドレスを公開して情報を募っている。
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