パリ・サンジェルマンのルイス・エンリケ監督が、アトレティコ・デ・マドリードを率いる可能性があったことを認めている。
アトレティコは2011年12月、ラ・リーガで降格圏に近づき、コパ・デル・レイでラ・リーガ2部Bのアルバセテ相手に敗退するなど、どん底の状況にあった。クラブはグレゴリオ・マンサーノ監督を解任したが、その後任として最初に報じられたのがルイス・エンリケ監督だった。
チャンピオンズリーグ(CL)でのアトレティコとの対戦を前に会見に出席したルイス・エンリケ監督は、その報道が事実であることを認めた。そして、自身の代わりにアトレティコを率いたディエゴ・シメオネ監督の方が、同クラブにとって理想的な指揮官であったことを強調している。
「その報道は真実だった。が、当時の私はもう違うクラブと約束を交わしていたし、それを破ることなどできなかった(当時はローマを指揮)」
「しかしアトレティコはシメオネを見つけ出すという素晴らしい運に恵まれた。もし私が監督を務めていたとしても、彼の半分の年月も指揮できなかっただろう。私に彼のようなエネルギーはないよ」
「アトレティコは彼らにとって最高の監督を見つけた。それはここまでの軌跡、獲得したタイトルが物語っている。アトレティコのファンは、なんて幸運なのだろう!」
シメオネ監督はアトレティコで2回のラ・リーガ優勝、2回のCL決勝進出、2回のヨーロッパリーグ優勝、1回のコパ・デル・レイ優勝などを達成して、クラブ最大の黄金期を築き上げた。なおかつラ・リーガでは常に3位以内をキープし、クラブの財政的成長に欠かせないCL出場権を確実に獲得し続けている。
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