FIFAワールドカップ・カタール2022は、日本時間11月30日(水)~12月1日(木)にグループリーグの4試合が開催される。
今回はグループリーグA・B全4試合の見どころ・試合日程を紹介する。
エクアドル対セネガル|グループA第3節
今大会の好チームのひとつであるエクアドル。開催国カタールを下し、2戦目では本命のオランダを苦しめ、鋭い出足を見せて1-1のドローに持ち込んだ。エネル・バレンシアが2試合で3ゴールを挙げる好調ぶりを見せている。
また、セネガルも第2節のカタール戦で初白星。相手のミスもあり、やや幸運な形でもあったが、3ゴールで勝利を手にした。サディオ・マネ不在の影響はいまだ大きいが、アリュー・シセ監督は「次も今日のようなプレーをして、勝ってグループリーグを突破したい」とエクアドル戦へ意気込む。ともに勝利すれば突破が決まるだけに、重要な大一番となる。
キックオフ時間:2022年11月30日(水)24:00
放送・配信予定:テレビ朝日|ABEMAオランダ対カタール|グループA第3節
開催国のカタールは今大会での敗退第1号に。さらに、開催国でありながら、グループステージ敗退という史上2度目の不名誉なチームとなってしまった。敗退は決まったが、3連敗で終わるわけにはいかず、オランダ戦でもホームの声援とともに気概を持って戦うことが求められる。
一方のオランダもグループAの首位にはいるが、わずかながら敗退の可能性を残す。前節のエクアドル戦でも不安定なパフォーマンスを見せた上で1-1のドローで終了。ルイス・ファン・ハール監督はチームについて「世界王者を目指している」と自信を示しているが、頂点を目指すのであれば改善は急務だ。
キックオフ時間:2022年11月30日(水)24:00
放送・配信予定:NHK|ABEMAイラン対アメリカ|グループB第3節
初戦で6ゴールを許す大敗を喫したイランだが、2戦目では奮闘。ホームかと思わせるほどのサポーターの大声援を力にし、スーパーゴールも含んでウェールズを2-0と下している。重要な3試合目、引き分けでも突破の可能性があり、サポーターの応援を力に変えるはずだ。エースのサルダル・アズムンも2試合でコンディションを徐々に上げてきており、カルロス・ケイロス監督との関係性の良さもうかがわせる。大会初ゴールに期待したい。
一方のアメリカも勝利でグループステージ突破を自力で決めることができるが、引き分けは許されないため得点が必要になる。ここまで内容は良いものの、勝ちきれない結果が続いており、グレッグ・バーホルター監督は「勝ち点5という目標に集中しなければならない」と必勝を誓う。平均年齢25歳の若きチームは決勝トーナメント進出をつかみ取ることができるだろうか。
キックオフ時間:2022年12月1日(木)4:00
放送・配信予定:NHK|ABEMAウェールズ対イングランド|グループB第3節
初戦でイランを相手に6ゴールを挙げたイングランドだが、第2節は若きアメリカを相手にスコアレスドロー。グループBに混戦をもたらしている。ここまで絶対的なストライカーであるハリー・ケインにゴールがなく、存在感も発揮できていないため、OBのウェイン・ルーニー氏はスタメン外しの可能性も指摘する。イングランドは引き分け以上でもグループステージ突破が決まるため、ターンオーバーの可能性もあるだろう。
一方のウェールズは崖っぷち。勝利した上で得失点差での争いとなるため、強敵を相手に大量ゴールが求められる。前節のイラン戦では退場者が出てから力尽き、悔しい敗戦となった。ここまでの2試合を見る限り、守備で何とか耐えて前線のガレス・ベイルらタレントに頼るといった古典的な戦い方しかないが、選手個々ではよく知るイングランドを苦しめられるか。
キックオフ時間:2022年12月1日(木)4:00
放送・配信予定:ABEMA