レアル・マドリードは今後、FWキリアン・エンバペを中心としたチームづくりを推し進めていくのかもしれない。
今季、様々な要素が絡んで機能不全に陥っているレアル・マドリード。本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのクラシコを0-4、ミラン戦を1-3で落としたことで、危機的状況にあると騒がれている。
そうした中で、スペインのラジオ局『カデナ・セール』が放送する人気フットボール番組“エル・ラルゲーロ”の名物ディレクターおよび司会者であるマヌ・カレーニョ氏は、レアル・マドリードが抱える問題として中盤の構成不足、リーダーの不在を指摘した。
「シーズンが進むに連れて色々なことが明らかになっていく。レアル・マドリードについて、その中盤には凄まじいフィジカルと未来があるが、しかしそれはクロースとモドリッチがプレーしていた頃とは、また異なるものだ。フェデ(・バルベルデ)、カマヴィンガ、チュアメニがいても、彼ら2人がいないチームは困難な状況に陥るだろう」
「また、彼らにはリーダーシップが足りていない。離脱中のカルバハルのようにチームをを引っ張る存在がいないんだよ。エンバペは新入りで、ほかの選手たちも団結を促しているようには思えない」
「クラブは現状を心配している。現在抱えている問題の解決方法は簡単ではないと分かっているからだ」
そしてカレーニョ氏は、新加入FWキリアン・エンバペとFWヴィニシウス・ジュニオールの共存問題についても言及。クラブはスポーツ面のプロジェクトの中心に、エンバペを置く考えであるという。
「エンバペとヴィニシウスの共存は簡単ではない。素晴らしい選手たちはピッチで分かり合えるというが、しかし彼らの場合は簡単ではないよ」
「レアル・マドリードはすでに自覚している。今後数年のスポーツ面のプロジェクトはエンバペを中心に展開していくべきだと。おそらく次の夏に、何かしらの方策を講じることになるのだろう」
「今季がどういう結末を迎えるか次第だが、ヴィニシウスがどうなるのか見てみなくてはいけない。しかしはっきりしているのは、クラブのプロジェクトがエンバペ中心になるということだ」
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