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メッシ、唯一欠けているW杯トロフィーまであと一歩…しかし気負いはなし「僕は幸せなんだ。すべてを楽しみ尽くしたい」 | カタールW杯2022

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メッシ、唯一欠けているW杯トロフィーまであと一歩…しかし気負いはなし「僕は幸せなんだ。すべてを楽しみ尽くしたい」 | カタールW杯2022DAZN
【カタールW杯2022・ニュース】晴れやかな表情のメッシが臨むW杯決勝…その結末は?
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13日のカタール・ワールドカップ(W杯)準決勝クロアチア戦に3-0で勝利したアルゼンチン。1ゴール1アシストを記録したFWリオネル・メッシは、大きな幸せと喜びを噛み締めながら、決勝に視線を向けている。

圧巻だった。メッシはこの一戦で、世界最高の選手と称される理由をまざまざと示した。まず34分、PKから絶妙なコースにシュートを叩き込み、先制点をもたらすと、2-0で迎えた69分には右サイドから得意のドリブル突破を仕掛け、今大会注目の20歳DFヨシュコ・グヴァルディオルをキレのあるフェイントで翻弄。そのままペナルティーエリア内右に侵入して、FWフリアン・アルバレスのこの試合2点目、3-0とするゴールをお膳立てした。アルゼンチンはクロアチアを完封して、2大会ぶりの決勝進出を決めている。

現在35歳のメッシにとっては、おそらくこれが最後のW杯。バロンドールを7度も受賞したその華々しいキャリアの中で、唯一欠けているタイトルを獲得する最後のチャンスとなりそうだ。が、今大会中、本人は気負いよりも笑顔を見せることが多い……荒れに荒れた準々決勝オランダ戦は抜かしても。

この試合後もそうだった。メッシはいつものように飛び跳ねながらサポーターとともにチャントを歌い、喜びを分かち合った。その後に臨んだインタビューでも、笑みを浮かべながら、W杯のプレー自体を噛み締めるようなコメントを残している。

「今日が自分の最高バージョンかは分からない。でも毎試合調子は良いし、自分の中に強さを感じられている。今日の僕たちには疲労が残っていたけど、もうないところから力を引き出した。走らなければいけないことは分かっていたんだ。相手はボールをうまく扱うチームだったからね」

「僕はこのW杯に幸せを感じている。本当、目一杯楽しめているんだ」

「ここにやって来てから、僕はずっと楽しめている。(サウジアラビアに)負けて大会をスタートさせたけど、サポーターには僕たちのことを信じるようお願いした。このチームは素晴らしいよ。僕は今あるすべてを楽しみ尽くしたいんだよ」

メッシが今、何よりも強く感じている存在は、妻アントネッラさんと3人の子供だ。

「決勝進出が決まった瞬間? 感動していた。サポーターの様子を見て、そして家族のことを考えてね。何か信じられないことだ。僕たちは望んでいた場所にいるんだよ」

「家族のことをずっと思い出している。自分にとってそれ以上のものはない。僕たちはとても厳しい時期だって過ごしてきたけど、今日は素晴らしい瞬間になった」

アルゼンチンは決勝でフランス対モロッコの勝者と対戦する。かつてないほど晴れやかな表情のメッシは、これまで厳しい表情で狙い続けてきたW杯トロフィーを掲げることができるのだろうか。

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