アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(37)が、同チームデビューを果たしたMFニコ・パス(20)を称賛している。スペイン『マルカ』がコメントを伝えた。
ニコ・パスは10月15日に行われた2026年ワールドカップ(W杯)南米予選、ボリビア戦(6-0)でフル代表デビュー。72分にFWフリアン・アルバレスとの交代でピッチに立った。
そんな20歳のMFについて、史上最高クラスの選手が称賛のコメントを発した。そう、メッシである。この試合でハットトリック含めて5得点に絡んだアルゼンチン、ひいては世界の英雄は、新進気鋭の若手選手について次のように語った。
「彼はファンタスティックな選手で、僕の知っている監督(セスク・ファブレガス)のもとで成長している。年齢的にはまだ若いが、素晴らしい頭を持っている。このまま、僕たちのそばで成長を続けてほしい。快適に感じられると思うよ」
中盤の創造的選手であり、ウィングとしても鋭いプレーを見せるニコ・パスはスペイン生まれのアルゼンチン人で、2016年にはテネリフェからレアル・マドリードの下部組織に移籍。2023年11月にレアル・マドリードのトップチームデビューを果たしたが、今夏の市場で出場機会とトップレベルの経験を求めてイタリアのコモに加入していた。移籍金は600万ユーロで、レアル・マドリードは買い戻しオプションと、将来的にコモが売却した場合にその移籍金の50%を受け取る権利を保有している。
なお300日ぶりに母国アルゼンチンのスタジアムでプレーしたメッシは、代表でいつまでプレーするかなどの期限を設けず、今を楽しむ意欲だけを示している。
「代表でのプレーに期日を設けるようなことはしない。僕は楽しみたいだけ……人々の愛情を感じたいだけなんだ。今、出場している各試合がキャリア最後のものになるかもしれないからね。今年を良い形で終えたいし、その後のことは様子を見てみよう」
「今、僕を動かしているのは楽しみたいという気持ちだ。僕は幸せなんだよ。もう年を取ってしまったが、ここにいる自分はまるで“少年”のように思えるんだ」
「自分に良い感触があって、チームを助けられる限りは、楽しみ続けたいと考えている」