今夏の移籍市場でパリ・サンジェルマン（PSG）を離れてインテル・マイアミに移籍するFWリオネル・メッシが、PSGでの日々を振り返っている
メッシは2021年夏にバルセロナから加入したPSGに加入。2シーズンで75試合32得点という成績を残したが、すべてが順風満帆であったとは言い難かった。
『Beinスポーツ』とのインタビューに応じたアルゼンチン代表FWはその要因として、パリ及びPSGへの適応に大きな苦労を強いられたことを挙げている。
「パリに行ったのはクラブのことが気に入ったからだった。ロッカールーム内に多くの友人がいたからね。ほかに行く可能性があった場所よりも、ずっと簡単に適応できると思ったんだよ。だから入団を決めたんだけど……」
「適応は本当に難しかった。ロッカールームに知り合いがいても、変化への適応は厳しいものがあったんだ。到着が遅れて、プレシーズンをこなせなかったということもある。新しいクラブ、新しいプレー方法、新しいチームメート、新しい町……僕にとっても家族にとっても、最初は適応が難しかった」
メッシはまた、時が経つに連れてPSGサポーターからの扱いが変化していったとの見解も示している。
「最初の歓迎は素晴らしかった。だけど一部サポーターの扱いが変化していったんだ。そのほかの多数のサポーターは最初と一切変わらなかったが、多くのPSGファンとの関係が破綻してしまった」
「自分にはそうした軋轢を生む意図なんてなかった。だけど、それは過去にネイマールやエンバペにも起こったことだった。僕が心に残すのは自分のことをリスペクトしてくれた数多くの人々だ。僕もあそこに到着してから全員をリスペクトしてきた。……まあ、瑣末なことだよ」