アトレティコ・デ・マドリーがレアル・ソシエダのスペイン代表MFミケル・メリーノ獲得を狙っているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
アトレティコは現在、ロビン・ル・ノルマンの獲得についてソシエダと交渉中だが、秒読み段階とされるスペイン代表DFに加えて、さらにミケル・メリーノも引き入れる可能性があるという。
ミケル・メリーノとソシエダは、2025年まで結ぶ契約の延長交渉が遅々として進んでいない。クラブ側は選手の退団をすでに覚悟しているようで、ソシエダのジョキン・アペリバイ会長は来夏フリーで放出するよりも今夏に売却することを優先し、獲得を望むクラブと交渉の席に着く考えとのことだ。
一方のアトレティコは去年からミケル・メリーノに興味を持っていたものの、6500万ユーロという高額な契約解除金の支払いは不可能と考えていた模様。しかしながら今夏、ソシエダと同選手の契約が残り1年となり、より安価で獲得する芽が出てきたことで本格的に動き出す用意があるようだ。また選手本人も「アトレティコが獲得を望んでいることは知っており、メトロポリターノにやって来ることを悪い目で見ていない。チャンピオンズリーグでプレーし続けることもできるからだ」と、アトレティコ加入に前向きであるという。
加えてアトレティコは今夏、中盤の選手としてアタランタMFエデルソンの獲得も狙っているとされるが、『マルカ』はエデルソンがアンカー、ミケル・メリーノがMFコケやMFロドリゴ・デ・ポール、MFパブロ・バリオスと出場時間を分け合うインサイドハードであるために、共存は可能としている。
なお、アトレティコは現在MFサウール・ニゲス、DFステファン・サビッチ、MFチャグラル・ソユンクの放出に注力し、その後にル・ノルマンおよびDFダヴィド・ハンツコのセンターバック2枚の獲得を実現させるとのこと。だが優先順位をつけながらも、ミケル・メリーノなどの中盤の選手の獲得も並行して進めていく考えのようだ。
ちなみにミケル・メリーノにはバルセロナも興味をしているようだが、『マルカ』はアトレティコのミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOとソシエダの良好な関係もあって、スペインの首都クラブが「バルセロナにリードしている」との見解も示している。
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