9月9日には37歳となるのに、衰えは一切感じられない。2018年にバロンドールを受賞したレアル・マドリードMFルカ・モドリッチは、その黄金の輝きを保ち続けている。
ラ・リーガ第2節、敵地バライドスでのセルタ戦(4-1)で、モドリッチは圧巻のパフィーマンスを披露。1-1で迎えた42分、フェイントでMFレナト・タピアを転ばせて、ペナルティーエリア中央から振り速い右足のミドルシュートで勝ち越しゴールを記録すると、56分には超精度のスルーパスからFWヴィニシウス・ジュニオールのゴールをお膳立てした。ゴールシーン以外でもそのテクニック、ゲームメイク力を存分に発揮し、今なお全盛期にいることをアピールするかのようだった。
モドリッチは昨季、45試合に出場して3ゴール12アシストを記録。レアル・マドリードのラ・リーガ&チャンピオンズリーグ優勝に大きく貢献して、契約を1年延長している。だがモドリッチ本人は、これが同クラブと結ぶ最後の契約とは考えていない様子だ。先にはスペイン『アス』に対して、次のようにコメントしている。
「40歳まではプレーできると思っている。フィジカルもメンタルも良い感じだ。少しずつ進み、自分のしていることを楽しみたい。僕が世界最高のクラブにいるということに、疑いの余地はないんだ。とにかく、今のレベルをできる限り長く維持する努力をしていくよ」
その一方で、レアル・マドリードにもモドリッチとともに歩み続ける意思があるようだ。『アス』は同クラブ幹部の次のようなコメントを紹介した。
「もし双方ともに、このまま一緒に歩み続けることを希望しているとして、ルカとの間に問題は一切起こらないだろう。彼は信じられないよ。例えばイニエスタは34歳でバルサを離れて、引退するために日本に向かった。チャビは35歳でアラブに旅立っている。モドリッチも、あまりに厳しいポジションでプレーしているはずなのに」
「フットボールのエリート界で、モドリッチと同じ年齢で同じプレーできる選手など、ほかにいないよ」
モドリッチは次の土曜日で、レアル・マドリードに加入して丸10年目を迎えることになる。2012年夏、スペインの首都クラブはトッテナムに移籍金3000万ユーロを支払い、このクロアチア代表MFを獲得したが、今考えれば破格の安さだったとしか言いようがなさそうだ。
カルロ・アンチェロッティ監督はセルタ戦直後、いつものように片方の眉毛を上げながら、こう語っていた。
「彼は不滅の存在だ。いつだって、素晴らしいプレーしか見せないんだからね」
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