スペインの元サッカー選手ペラジョ・ノボが、現地時間2月28日に電車に轢かれて亡くなった。32歳だった。
スペイン『エル・コメルシオ』によれば、ペラジョは故郷アストゥリアスのオビエドとシエロ間を走る電車に轢かれて死亡した。救急車が駆けつけたとき、「命を助けるために何もできない」状態であったという。
ペラジョは2008年に下部組織から過ごしたオビエドでプロデビューを果たして、エルチェ、コルドバ、ルーゴ、アルバセテでプレー。だが2018年3月、アルバセテの試合前に滞在していたホテルの3階から転落して、車椅子生活を余儀されることとなった。
転落事故の後、フットボール選手としてキャリアを断念したペラジョはリハビリに取り組み、車椅子テニスでデビュー。同スポーツに取り組むほか、オビエド財団の大使やアストゥリアス・テニス連盟の幹部も務め、8カ月前にはパートナーのイシアル・ロペスさんと結婚している。
オビエドは訃報に接して「心が痛いです。私たちの財団のキャプテン、ペラジョ・ノボの逝去にお悔やみを申し上げます。私たちは彼の家族、友人たちのそばに寄り添います。どうぞ安らかに、ペラジョ」との声明を発表。またエルチェも声明で「あなたはこのユニフォームのために全力を尽くした戦士として記憶に残り続けるでしょう。私たちの一人。ペラジョ、安らかに」と記している。
中盤の選手だったペラジョは在籍したスペインの5クラブで218試合に出場し、26ゴールを記録していた。
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