パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、バルセロナ退団を改めて振り返った。『フランス・フットボール』で語っている。
2021年夏にバルセロナとの契約満了を迎え、PSGに加入したメッシ。幼少期からバルセロナ一筋で育ってあらゆる栄光を手にしたスーパースターは、キャリアで初めて移籍を経験することとなった。
しかし、本来はバルセロナでシャツを脱ぐことを決めていたようだ。
「バルセロナを去ることはあまりに辛いことだった。この数年間、あらゆることが起こった後だったからね。僕、そして家族は決断していたんだ。バルセロナで自分のキャリアを終えることを。本当に厳しいことだったが、家族全員でこの試練を乗り越えることができた」
それでも新天地に向かうこととなったが、スペインを離れる際には身を引き裂かれるような思いだったという。
「受け入れるのはとてもきつかった。家から去ること、家族がこれまで過ごしてきた日々を変えることを考えるのは……。子供たちは学校を変えて僕たちについてこなくてはいけなかった。キャリアでこんなことが起こったの初めてだったんだ。色々な考えが僕の頭によぎったけれど、立ち去る以外にできることはなかった。受け入れるしかなかったんだよ」
また、財政的な問題によりバルセロナと契約を結び直すことができないと分かった時のショックを、再び強調している。
「誠実に言って、バルサで続けられないなんて思っていなかった。監督から追加のバケーションをもらった後、シーズンの準備を始めるべくバルセロナに戻った。僕の考えは契約を結び、すぐさま練習に取り組むことにあったんだ。すべてはすでに解決していて、あとは自分がサインを交わすだと考えていたよ。でも実際バルセロナについたとき、もう可能性がないと伝えられることになった。バルサは僕との契約を延長する方法がないから、僕はここに残れず、ほかのクラブを探すしかないんだって」
「バルサは僕がクラブで続けないという声明を出して、僕はそこからどうやって立ち直っていけばいいのかを自分に問いかけることになった。自分のキャリアを続けるために、新たなクラブを見つけなくてはならなかったんだ」
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