欧州サッカー連盟（UEFA）は9日、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）ラウンド16（決勝トーナメント1回戦）第2戦のパリサンジェルマン（PSG）対ドルトムントを含めた3試合の無観客試合を発表した。
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスは、フットボール界にも大きな影響を及ぼしている。ヨーロッパで最悪の被害を出すイタリアでは無観客試合や試合延期が相次ぎ、ついに中断が決定。感染の深刻さを表す出来事となった。
そして9日、フランスでは大きく広がりつつある新型コロナウイルスの影響を受けてパリ警察が感染拡大を懸念。11日にパルク・デ・プランスで予定されているPSG対ドルトムントの一戦を無観客で開催することを決定し、クラブは公式サイト内でスタンドの閉鎖を発表した。
先週末に予定されていた敵地でのストラスブール戦の延期に続き、PSGは2試合続けて新型コロナウイルスの影響を受ける形に。第1戦でドルトムントに1-2と敗れており、この試合での勝利が必須となるPSGだが大きなハンディキャップを背負うこととなっている。
なお、UEFAは同じタイミングでUEFAヨーロッパリーグ（EL）ラウンド16第1戦オリンピアコス対ウォルヴァーハンプトン、第2戦ローマ対セビージャの2試合も無観客試合で開催することを発表。また日本代表MF鎌田大地、元日本代表MF長谷部誠の所属するフランクフルトの19日開催予定のELラウンド16第2戦バーゼル戦は、現段階での中止を発表しており、今後無観客試合でやるのか他会場でやるのかの判断が注目されている。
欧州のコンペティションにも多大な影響を与えている新型コロナウイルス。どこまで波及が広がることになるのだろうか。
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