クープ・ドゥ・ラ・リーグ決勝が7月31日に行われ、パリ・サンジェルマン（PSG）とリヨンが対戦した。PSGが2年ぶり9回目の優勝を果たした。
PSGはエースのキリアン・ムバッペが足首の負傷のため欠場。前線ではネイマール、マウロ・イカルディ、アンヘル・ディ・マリアが3トップを形成した。一方で、3月以来の公式戦となるリヨンは、ムサ・デンベレ、メンフィス・デパイらが先発に入った。
試合はPSGがボールを持ちながら進めるが、決定的なチャンスはなかなか生まれない。8分には、ゴール左からネイマールが絶妙なコントロールで巻いて狙うが、惜しくも枠は捉えられず。前半終了間際には、イドリッサ・ゲイェが強烈なミドルを放つが、アンソニー・ロペスがセーブ。後半に入っても膠着した状態が続き、PSGはアンデル・エレーラ、パブロ・サラビア、リヨンはトコ＝エカンビ、バートランド・トラオレらを入れるが、スコアは動かない。
試合は延長戦に突入すると、前半にディ・マリアが強烈なシュートでゴールを脅かすが、リヨンアンソニー・ロペスが好セーブで難を逃れる。
延長後半終了間際には、ネイマールが左サイドからドリブルを開始。アウトサイドでディ・マリアに絶妙なスルーパスを通すと、たまらずラファエウがスライディングで倒し、一発退場に。FKはネイマールが直接狙うが、枠は捉えられず、試合はPK戦に。
先攻のリヨン、後攻のPSGともに5人目まで全員が成功。サドンデスに入ると、リヨンの6人目トラオレのキックをケイラー・ナバスが横っ飛びで見事にストップ。一方のPSGはサラビアがきっちりと右に沈め、PSGが今季で廃止となるクープ・ドゥ・ラ・リーグを制した。その結果、PSGはリーグ・アン、クープ・ドゥ・フランス、クープ・ドゥ・ラ・リーグの国内3冠を成し遂げている。
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