FIFAワールドカップ(W杯)・カタール2022は、日本時間12月10日(土)に決勝トーナメント2試合が開催される。
今回は決勝トーナメント準々決勝2試合の見どころ・試合日程を紹介する。
クロアチア対ブラジル|決勝トーナメント準々決勝
前回大会ファイナリストのクロアチアと、W杯最多優勝国のブラジルが4強入りをかけて争う。
クロアチアは決勝トーナメント1回戦で日本代表と対戦。43分に前田大然のゴールで先制された中で後半にイヴァン・ペリシッチが同点弾を挙げると、一進一退の攻防の中で延長戦でもスコアが動かず、PK戦へ。PKでは4人中3人が成功させ、2大会連続準々決勝に駒を進めた。日本戦での死闘で疲労はあるはずも、前回大会でも3戦連続延長戦を戦って決勝にたどり着いた屈指のタフさと献身さを持ち合わせており、出場停止者がいない点も好材料。チームはここで止まるつもりはないだろう。
対するブラジルは決勝トーナメント1回戦の韓国代表戦で圧巻の強さを発揮。負傷から復帰したネイマールのPK弾を含み、ヴィニシウス、リシャーリソン、ルーカス・パケタのゴールで前半に4ゴールを叩きこみ、余力を残して4-1と快勝した。これで驚異の8大会連続ベスト8入りと、王国たる所以を今大会でも示している。ただ、過去4大会中3大会では、このベスト8で涙をのんできた。2002年大会以来の優勝へ向け、ここはひとつ正念場となる一戦だ。
キックオフ時間:2022年12月10日(土)午前0:00
放送・配信予定:NHK | ABEMA
オランダ対アルゼンチン|決勝トーナメント準々決勝
オランダは決勝トーナメント1回戦でアメリカ代表と激突。10分にメンフィス・デパイが待望の今大会初ゴールを挙げると、デイリー・ブリント、デンゼル・ドゥンフリースのゴールにより、3-1で勝ち抜けを決めた。前回大会こそ出場を逃したが、2010年大会準優勝、2014年大会で3位と、波に乗り始めた時の勝負強さはさすが。経験豊富なファン・ハール監督の存在もやはり心強い。ブラジルW杯準決勝、PK戦で涙をのんだアルゼンチンを相手にリベンジを果たし、4強入りを決められるか。
対するアルゼンチンはオーストラリア代表と相まみえたラウンド16、リオネル・メッシのゴールで前半に先制すると、後半にフリアン・アルバレスが加点。その後に1失点したものの、ベスト8入りを掴んだ。開幕節こそサウジアラビアにアップセットを許したが、その後の3試合は複数得点で連勝中。今大会が最後のW杯となる見込みのメッシは、オーストラリア戦でついにW杯決勝トーナメントでの初ゴールを記録した。ここまで3ゴールを挙げる中、自身初となる最大のタイトル獲得に向けて、チームを勝利に導けるか。
キックオフ時間:2022年12月10日(土)午前4:00
放送・配信予定:ABEMA