■試合の概要
アトレティコ・マドリードを破り、大きなサプライズを提供したライプツィヒ。そして、悲願のチャンピオンズリーグ制覇を狙うパリ・サンジェルマン。新興勢力というべき両クラブの対戦はどのようなものとなるだろうか。
RBライプツィヒ(3位 勝ち点66 | 18勝12分4敗 | 81得点37失点)
6月以来の公式戦で、アトレティコとの決戦に挑んだライプツィヒ。エースのティモ・ヴェルナーが去ってから初めての一戦でもあったが、見事なパフォーマンスを披露した。
アグレッシブかつ激しい守備はそのままに、ヴェルナーなしでも魅力的な攻撃を見せつけた。その仕掛け人は33歳の指揮官、ユリアン・ナーゲルスマン。フォーメーションを柔軟に変化させながら、経験で上回るアトレティコの一歩上を行った。
PSGにはネイマールやキリアン・ムバッペといった強烈な個の能力を持つ選手がいるが、ナーゲルスマンにも当然策はあるはず。2度目のチャンピオンズリーグ出場で決勝に到達できるかどうかは見ものだ。
注目選手:ユスフ・ポウルセン
2013年からライプツィヒに所属し、古株の一人だ。現在のようなトップチームになる前から在籍しており、近年の躍進を最初から知っている。
2019-20シーズンはパトリック・シックに定位置を奪われる期間もあったが、アトレティコ戦ではキャプテンとしてスタメンフル出場。ゴールこそなかったものの、安定したポストワークで勝利に貢献した。
試合後には喜びの涙も浮かべながら、インタビューに応じたポウルセン。今季のCLではまだ得点がないだけに、自身のゴールで決勝進出を仲間とともに喜びたいところだ。
予想スタメン(3-4-3)
パリ・サンジェルマン(優勝 勝ち点68 | 22勝2分3敗 | 75得点24失点
パリのビッグイヤー獲得という野心までついに2勝にまで迫った。過去12回の挑戦でも決勝にたどり着いたことは一度もなく、今季は千載一遇のチャンスだ。
準々決勝アタランタ戦では出場停止だったアンヘル・ディ・マリアが復帰予定。さらに、ベンチスタートだったムバッペもスタメンに戻ってくることが濃厚に。守護神ケイラー・ナバスは欠場が予想されるが、それでも戦力的にはプラスのほうが大きい。
ドイツ人の戦術家同士どのような展開となるかは非常に興味深い。トーマス・トゥヘル監督はアタランタ戦後、「非常に大きな一歩を踏み出した」と語った。さらに、夢へと近づく二歩目を踏み出すことはできるだろうか。
注目選手:キリアン・ムバッペ
やはり注目はこの快足ストライカーだろう。アタランタ戦では途中出場となったが、流れを変えてみせた。2ゴールに絡んでおり、彼が回復していなければ、準々決勝敗退もあり得ただろう。
すでに休みを経てライプツィヒ戦ではスタメンが予想される。彼のスピードに初見で対処するのは困難で、インテンシティの高いライプツィヒであっても、ムバッペを完全に抑えることは不可能と言っていい。ムバッペのパフォーマンスが勝敗のカギを握ることになりそうだ。
予想スタメン(4-3-3)
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2020年8月19日(水)日本時間04:00
- 解説:名波浩 実況:西岡明彦
- 会場:エスタディオ・ダ・ルス
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