試合の概要
DFBポカール決勝では、RBライプツィヒとドルトムントが激突。両クラブにとって今シーズン唯一のタイトルを懸けた大一番となる。5月14日3:45キックオフの一戦はどのようなものになるだろうか。
ドルトムント(1部4位 | 勝点58 | 18勝4分け10敗 | 69得点44失点)
ドルトムントは現在公式戦5連勝中。リーグ戦での順位も4位にまで上げ、目標とするチャンピオンズリーグ出場権獲得も現実味を帯びてきた。
とりわけジェイドン・サンチョの復調が頼もしい。直近のRBライプツィヒ戦では2ゴールを挙げ、3-2の勝利に導いた。今季はライプツィヒを相手にシーズンダブルを食らわせているだけに、チーム全体としても順位が上のライプツィヒに苦手意識はないだろう。
また、マルヴィン・ヒッツは膝を痛めたため、ロマン・ビュルキがゴールマウスに戻ってくる予定。ハーランドの復帰に伴い、ジョヴァンニ・レイナかトルガン・アザールがベンチに送られると予想される。
過去10年で6度決勝に進出しているドルトムント。クラブ史上5度目の優勝を狙いたい。
注目選手:アーリング・ハーランド
直近のライプツィヒ戦は筋肉の問題で欠場したハーランド。だが、今回の大一番には先発することが予想される。
ハーランドなしでもライプツィヒを撃破している好調ドルトムントの攻撃陣だけに、怪物の復帰はまさに“鬼に金棒”だ。ハーランドが本領を発揮すれば、思わぬ大差がついても不思議ではないだろう。
予想スタメン(4-5-1)
- GK:ビュルキ
- DF:ピシュチェク、アカンジ、フンメルス、ゲレイロ
- MF:ベリンガム、ジャン、ロイス、サンチョ、レイナ
- FW:ハーランド
RBライプツィヒ(1部2位 | 勝点64 | 19勝7分け6敗 | 57得点28失点)
先週末は“前哨戦”となったドルトムントとの一戦で2-3と敗北。バイエルンの9連覇を決めてしまうこととなった。
とは言え、タイトルが懸かった大一番となるため、モチベーションの心配はなさそうだ。だが、クリストファー・エンクンク、タイラー・アダムスの両選手は背中の問題で欠場する予定。中盤の選択肢はいくらか限られたものとなる。
また、直近のドルトムント戦で先発したベンジャミン・ヘンリクスに代わってノルディ・ムキエレ、ウィリー・オルバンに代わってマルセル・ハルステンベルクが入ることが予想されている。
ライプツィヒはこれまで2019年に一度だけ決勝へと進出。その時はバイエルンに経験と地力の差を見せつけられて敗れた。それから2年が経過し、経験を積んだ選手が多く在籍しているだけに、大一番でタイトルを勝ち取りたい。
注目選手:ダヨ・ウパメカノ
今季はさらに凄みを増し、ブンデスリーガ屈指のCBへと成長したウパメカノ。2月には、来季からのバイエルン加入が正式発表された。
インタビューでは、ブンデスリーガのストライカーとの対戦にも言及。「(ロベルト)レヴァンドフスキは素晴らしいし、(アーリング)ハーランドも非常に強い」とした上で、「しかし、対戦したときに眠れない夜を過ごすほど問題を与えた特定の選手はいないね」と自信を見せており、ハーランドとの“直接対決”にも注目が集まるところだ。
予想スタメン(3-4-3)
- GK:グラーチ
- DF:ハルステンベルク、ウパメカノ、クロスターマン
- MF:ムキエレ、ザビッツァー、カンプル、アンヘリーノ
- FW:セルロート、オルモ、フォルシュベリ
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2021年5月14日(金)日本時間3:45
- 会場:オリンピアシュタディオン
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