レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督は、FWヴィニシウス・ジュニオールのポジション変更が選手本人の意向にも沿っていることを強調した。
今夏の移籍市場でMFジュード・ベリンガムを獲得したレアル・マドリードは、システムを4-3-3から同選手をトップ下とする4-3-1-2に変更。4-3-3で左ウィングを務めていたヴィニシウスは2トップの一角となり、FWロドリゴやFWホセルとコンビを組んでいる。
ヴィニシウスは左ウィングの頃と比べて、少し窮屈なプレーを強いられているのではないかとの指摘もあるが、アンチェロッティ監督は同選手も望んでいることと強調。3日に行われた今夏4試合目のプレシーズンマッチ、ユヴェントス戦を前に次のように語っていた。
「あとで私が分析し、ヴィニシウス自身も振り返らなければいけない。ただ、彼自身はもう少し中央でプレーすることを好んでいた。彼はサイドでは違いを、中央ではゴールを生み出せるというわけだ」
「ミラン戦(3-2)、マンチェスター・ユナイテッド戦(2-0)とヴィニは素晴らしいプレーを見せてくれた。確かにバルセロナ戦(0-3)ではもう少し決定力があっても良かったが、しかしチャンス自体は手にしていたね。サイドでプレーしていたならば、そうした決定機を迎えられていたかは分からない。いずれにしろサイドでプレーする彼は相変わらず最高の選手だろう」
「とにかく現在はプレシーズン期間だ。色々と試すタイミングは今であり、今後はそうできなくなるんだ」
レアル・マドリードはユヴェントス戦を1-3で落としたが、ヴィニシウスはプレシーズンマッチ初戦ミラン戦に続く2ゴール目を記録。またヴィニシウスが中央でのプレーを好んでいることは、左サイドを主戦場とするパリ・サンジェルマンFWキリアン・エンバペが加入した場合を想定して都合が良いのではとも指摘されている。例えばスペイン『マルカ』は「ヴィニシウスがキリアンの居場所をつくる」「アンチェロッティはブラジル人選手が中央でのプレーを望んでいたことを明かした。反対にエンバペは左に寄ってプレーすることを好んでいる」と報じている。
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