スペイン政府のスポーツ上級委員会(CSD)がバルセロナのMFダニ・オルモ、FWパウ・ビクトルの選手登録を認めたことについて、スペインプロリーグ機構ラ・リーガのハビエル・テバス会長が遺憾を表明している。
バルセロナは期限の12月31日までにサラリーキャップ超過の問題を解決できず、ラ・リーガとスペインフットボール連盟(RFEF)にオルモ&パウ・ビクトルの選手登録を認められなかった。だがCSDに意義を申し立てると、同委員会は解決までに「クラブと選手が修復不可能な打撃を受ける可能性」があるとして、暫定措置での登録を認めている。
この決定にテバス会長は憤慨。SNSを通じて「(CSDの)プロセスが迅速すぎる。ラ・リーガも連盟も対応できないまま異例の速さで行われた」「(CSDは)事前の査証やライセンス発行の管理方法を知らないまま決定を下した」「CSDは今回の暫定措置によって、ラ・リーガのサラリーキャップを称賛するスポーツ法に矛盾することになった」など、納得できないことを記載していった。
そしてテバス会長は文章の終わりに、CSDのホセ・マヌエル・ロドリゲス・ウリベス会長がラ・リーガと敵対関係にあるレアル・マドリードと親しい間柄にあることを示唆。そして自クラブに不利なことがあれば、歯に絹着せない批判を展開する『レアル・マドリードTV』が、今回の件について何も言及しないことに疑問を呈している。
「CSD(とりわけ彼の会長)は以前から、まるでラ・リーガのシステムを壊すことを目的としているようだ。大多数のクラブが賛同し、機能しているシステムを」
「CSD会長は、スペインのプロフットボールを代表するものではない、ある声にのみ耳を傾けているように見える。その声は今回、奇妙にも共謀的な沈黙を守っているね」
「レアル・マドリードTVは、どこへ行ってしまったのだろうか?」
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