レアル・マドリードMFジュード・ベリンガムが、今季の自身の役割について語っている。スペイン『マルカ』がコメントを伝えた。
今季FWキリアン・エンバペが加わったレアル・マドリードで、ベリンガムは昨季よりも下り目のポジションでプレー。攻撃で飛び出す機会が減ったほか、守備に割く時間も増えている。27日に出席した会見で、そうした役割に不満を持っていないのかを問われたイングランド代表MFは、次のように返答した。
「そのほかのどんな適応とも、まったく変わらない。選手補強はチームのダイナミズムやプランを変化させる……。だけど、僕はこれまでに複数のポジションでプレーできることを示してきたはずだ。自分が影響を受けているとはまったく思っていない。僕たちはどんな試合にもチームとして立ち向かっていくわけだからね」
「キリアンは良い調子だし、彼のチームへの貢献はポジティブだ。ここから、さらに良いプレーを見せてくれると確信しているよ」
10番のポジション、つまりトップ下でプレーする意欲はないのだろうか。
「アンチェロッティとは毎日話をしているし、素晴らしい関係にある。僕はほかの選手たちと同じように、チームを助けるために犠牲の精神を示しているだけだ。多くのゴールを決めているわけじゃないけど貢献はしている」
「自分がどこで快適にプレーできるかは自覚している。でも僕はあらゆるポジションで最大限の成果を出す責任を背負っているんだよ」
ベリンガムはその一方で、現状ではエンバペよりも実力が上とも評されるFWヴィニシウス・ジュニオールについても言及した。
「ヴィニシウスは世界最高の選手の一人だ。最も優れている、と言わないとすればね……。彼の負傷は打撃だが、ほかの選手たちでその穴を埋められていると思っている」
「バロンドール? チャンピオンズリーグ優勝が僕たちのバロンドールだったんじゃないかな……。あの瞬間、自分たちが欧州最高のチームと認められたわけだしね」
「バロンドールはレアル・マドリードの誰かが……とりわけヴィ二が受賞するにふさわしかったと思う。ロドリも素晴らしい選手だが、でもレアル・マドリードの誰かが獲得すべきだったはずだ」
レアル・マドリードは28日にチャンピオンズリーグ・リヴァプール戦に臨む。リヴァプールはベリンガムがボルシア・ドルトムントでプレーしていた頃、獲得を試みたことがある。
「言われているほど移籍間近だったわけじゃない。ドルトムントにいた頃、いくつかのクラブから誘われてはいた。だけどマドリードから連絡が来たときには、家全体が揺れるんだ。ほかのクラブが悪いわけじゃない。でもマドリードは別レベルだね」
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