レアル・マドリードが、ボルシア・ドルトムントMFジュード・ベリンガムの獲得についに本腰を入れたようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
レアル・マドリードは昨夏以降、水面下でベリンガム獲得の動きを見せてきたとされるが、名スカウトとして知られるジュニ・カラファト氏の勧めもあって、12月最終週に獲得する意思を固めたという。曰く、レアル・マドリードにとってベリンガム獲得はこれまで「一つの可能性」だったが、それが昨年末に「プライオリティー」に変わったとのことだ。
レアル・マドリードは友好関係を築くドルトムントに対し、移籍金として1億2000万ユーロ(約170億円)以上、より細かく記述すれば1億ユーロ(約140億円)+インセンティブ最大4000万ユーロ(約56億円)を支払う用意がある模様。ただしフロレンティーノ・ペレス会長とホセ・アンヘル・サンチェスGD(ゼネラルディレクター)は、ベリンガムの獲得が金の問題、競売の結果によって実現されるわけではないとも考えているようだ。
ベリンガムはドルトムントに加入した2020年、マンチェスター・ユナイテッド、バイエルン・ミュンヘン、チェルシーなどから金銭的により好条件のオファーを受け取りながらも、金ではなく自身の成長できる環境を重視して黄色と黒のユニフォームに袖を通すことを決断したとされる。そして今回、レアル・マドリードはスポーツ面のプロジェクトや若手育成などの方針についてベリンガム側に時間をかけて説明してきたそうで、同選手が2020年のように金銭的により好条件のオファーに対して断りを入れ続けることを信じている様子だ。
なおレアル・マドリードのほかベリンガム獲得を狙っているのは、リヴァプールやマンチェスター・シティとされている。しかしこの『マルカ』の報道通り、イングランド代表MFは母国クラブからの誘いに目もくれることなく、実際にスペイン首都クラブに加入することになるのだろうか。
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