この夏でレアル・マドリードとの契約が切れて退団となったMFイスコとDFマルセロだが、いまだ移籍先が見つからずにいる。移籍先候補のクラブはいくつも報じられてきたが、なぜ加入が決定しないのだろうか。スペイン『マルカ』がレポートしている。
まずイスコについて、同選手の移籍先最有力候補とされたのはセビージャだった。スペイン代表やレアル・マドリーでイスコを指導したジュレン・ロペテギ監督が獲得を希望していたとされるが、モンチSD(スポーツディレクター)らセビージャ幹部たちが否定的だったとのことだ。イスコの代理人業を務めるジョルジュ・メンデス氏のGestifuteはセビージャほか、マラガでイスコをブレイクさせたマヌエル・ペジェグリーニ監督率いるベティスにも近づいたようだが、こちらもニュースは途中で途切れてしまっている。
イスコはアンダルシア州都の2クラブに続いてローマ移籍も報じられたが、こちらに関しても音沙汰はなし。『マルカ』曰く、メンデス氏がイスコの移籍先を見つける上で問題となっているのは、「1000万ユーロ前後の高額な年俸をあきらめさせるよう義務づけられない」ことにあるという。加えて、イスコは欧州大会出場チームに加入することを希望しており、それも移籍のハードルを上げている模様だ。
現在30歳のイスコは、昨季レアル・マドリードで17試合(ラ・リーガ14試合、コパ・デル・レイ3試合)の出場にとどまり2得点を記録。その市場価値は、わずか4年前には8000万ユーロだったものの750万ユーロまで低下している。
その一方で、昨季のラ・リーガ&チャンピオンズリーグ優勝により、レアル・マドリードの歴代最多タイトル獲得選手(25個)となったマルセロについて。レアル・マドリードとの契約延長を望みながらも結ぶことができず、それでも現役を継続する意思を示しているブラジル人DFだが、『マルカ』は「彼もイスコ同様にマドリードでもらっていた年俸があまりに高かったこと、そうした額をどこも支払う気がないことを受け入れなくてはならない」と、求める年俸の基準が高すぎることを指摘している。
現在34歳のマルセロには、最初にロナウド氏が会長を務めるバジャドリーからの興味が報じられ、その後リヨン、ミラン、母国ブラジルのフルミネンセ、さらにはトルコのフェネルバフチェも移籍先候補に挙がっていた。果たしてイスコとマルセロは今季、一体どこでプレーすることになるのだろうか。
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