レアル・マドリードは15日、チェルシーからのレンタルで獲得したGKケパ・アリサバラガの入団発表を開いた。
左ひざ前十字じん帯断裂によって長期離脱を強いられたGKティボ・クルトワの代役としてレアル・マドリードに加わったケパ。同選手は2017-18シーズンの冬の移籍市場でも、同クラブ加入に迫っていたことで知られている。
当時アトレティック・クラブに所属していたケパは、レアル・マドリードのメディカルチェックを受けていた姿も写真に撮られていたが、結局移籍は実現せず。その理由は、同時期にレアル・マドリード指揮官に就任したジネディーヌ・ジダン氏の存在にあった。
記者会見で「何度も同じ質問をされているが、私は新しいGKを必要としていない」と言い放ったこともあるジダン氏は、DFセルヒオ・ラモスをはじめ多数の選手たちが支持されていたGKケイロール・ナバスに対する信頼の気持ちを強調するためにも、ケパの獲得には否定的だった。その後レアル・マドリードはジダン氏が今後退団する可能性もあるとケパを説得したものの、強いショックを受けた同選手はアトレティックと契約延長を結ぶことを決断し、2018年夏に移籍金8000万ユーロでチェルシーに移籍している。
それから約5年の月日を経て、ケパは夢見たクラブに加入。バイエルン・ミュンヘンへのレンタルが間近に迫っていたともされる同選手は、「とても簡単な決断だった」と語っている。
「ほかの重要なクラブからもオファーを受けていたけれど、レアル・マドリードという選択肢があると伝えられてからはすべてがスピーディーに、簡単に決まった。数日前、練習後に電話があって、そこからすべてが始まったんだ。そこからは一瞬だったね」
「団結の気持ちと努力の姿勢は絶対に失わないと断言できる。目まぐるしい日々だったけれど、レアル・マドリードからのオファーがあったと知ったとき、すべてがクリアになったんだ」
レアル・マドリードで背番号25をつけるアリサバラガだが、その理由については「僕がこの数字を選んだ。1番と13番をクルトワとルニンに使われているからだ」と説明。加えてレンタル終了後も、同クラブでプレーし続ける意欲を口にしている。
「レンタル後もここに残りたいか? そうなることを願っているよ。今日はレンタル期間の1日目だ。時間はあるし、これからどうなるか見てみよう。自分の収める成果によって、そうしたことが起こればいいけどね」
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