レアル・マドリードがアル・ナスルDFアイメリク・ラポルタを獲得する可能性が浮上している。スペイン『アス』が報じた。
昨季限りでDFナチョ・フェルナンデスが退団し、擁しているセンターバックがDFアントニオ・リュディガー、DFエデル・ミリトン、DFダヴィド・アラバ(長期離脱中で11月まで不可)、戦力外に近い状況のDFヘスス・バジェホ、加えてボランチながら同ポジションでもプレーできるMFオーレリアン・チュアメニとなったレアル・マドリード。DFレニー・ヨロがマンチェスター・ユナイテッド移籍を選択し、人材不足が指摘されている。
そうした中で『アス』は、スペイン代表のEURO2024優勝に大きく貢献したラポルテが、レアル・マドリードに加わる可能性を報道。曰く、カルロ・アンチェロッティ監督が獲得に前向きで、またラポルテ本人もアル・ナスルを退団する考えがあるという。
ラポルテは2023年にマンチェスター・シティからサウジアラビアへと渡り、アル・ナスリと推定年俸2400万ユーロ(約40億円)の3年契約を結んだ。しかし、あくまで『アス』によれば、アル・ナスルとの残り2年の契約、つまり4800万ユーロ(約80億円)の収入をあきらめてでも、レアル・マドリーに加わる心構えがあるとのことだ。なおラポルテは1月に『アス』が行なったインタビューで、「まだ何も考えていない。でも少しの滞在でもう失望を感じていたとしたら、一体どうすればいいんだろうね? まだ何かを考えるタイミングじゃない。だけど、こうした流れがずっと続くのかもしれないね」と、サウジアラビアのフットボールに失望していることをほのめかしていた。
ただ、ラポルテが実際にレアル・マドリード加入を望んでいるとしても、問題が一つあるようだ。シティに移籍金として2700万ユーロを支払ったアル・ナスルは、もしラポルテを放出する場合には同額を回収する考えとみられる。しかしながらレアル・マドリードには、移籍金を支払ってまで獲得する考えはないとのことだ。
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